2013年08月27日(火) |
サドルを愛した男 |
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もっとも幸せな自転車のパーツはなんだろうか? それはサドルだと言った人がいる。女性がスカート姿で自転車に乗ってるとき、たまにスカートがサドルの上に覆い被さっていて、直接パンティがサドルに接触している(ように見える)ことがある。そんな恥ずかしい乗り方をしている通学の女子高生も見かけることがある。その光景を見て、学生時代のオレの友人だった変態のMくんが、「ああ、オレは生まれ変わったらサドルになりたい」と語ったことを今でもオレは覚えている。そのときにオレは「でも、屁をこかれるかも知れないぞ」と彼の甘い夢をぶちこわしたのである。
サドルにはなれなくても、サドルへの郷愁を捨てきれず、ついには女性が使ったサドルをコレクションするようになった変態がいた。毎日新聞の記事を引用しよう。
サドル盗:35歳容疑者逮捕「女性の匂い嗅ぎたかった」毎日新聞 2013年08月24日 23時17分(最終更新 08月25日 00時40分)
女性の電動自転車からサドルを盗んだとして神奈川県警山手署は24日、横浜市中区立野の無職、近藤丈司容疑者(35)を窃盗の疑いで逮捕した。同署によると、「女性の匂いを嗅ぎたかった」と容疑を認めている。同署にはいずれも女性からサドル盗難の被害届が10件以上出されており、近藤容疑者の自宅からはサドル計200個が見つかった。
逮捕容疑は、22日午前4時45分ごろ、横浜市中区本牧宮原のマンション駐輪場で主婦(31)ら女性3人所有の電動自転車からサドル3個を盗んだとしている。
同署によると、近藤容疑者は、こぐのにあまり力が必要ないため女性の利用率が高い電動自転車を狙っていた。調べに「匂いで女性と分かった」と話している。【北川仁士】
この近藤容疑者は匂いでその自転車の持ち主が男性か女性かを見分けることができたのだろうか。恐るべき能力である。
35歳無職とあるが、いったいどうやってこの変態は生計をたてていたのだろうか。生活保護だろうか。それとも親に養ってもらっているニートだったのだろうか。働ける年齢でありながらまっとうに働いていない人間にはろくなヤツがいないということはこうしてまた見事に証明されたのである。
サドル200個をこの男が集めたということは、それだけ多くの被害者が新たにサドルを買わないといけなかったということである。サドルばかりよく売れることに対して近所の自転車屋では不審に思わなかったのだろうか。
この近藤容疑者が改善の見込みがない変態であることに関しては疑いの余地がない。しかし日本の法律ではこの男に対してきわめて軽い罰しか与えることができないのである。実刑判決にならない可能性も高く、そうなるとまたこの男は引っ越して別の場所でサドルを集めはじめるかも知れないのだ。
また、盗まれたサドルがこうして戻ってきたわけだが、そもそも被害女性たちはそのサドルを再び使いたいとは思わないだろう。変態男が性的欲求を満たすために盗んだサドルである。どんな使われ方をしていたのか想像がつく。そんなものはもういらない。その分の金銭的補償と、慰謝料を求めるというのが自然な被害者側の対応だろう。
「パチンコ屋の駐輪場に停めているとサドルを盗まれたので、隣の自転車のサドルをかっぱらってきた・・・」というたぐいの話は何度か耳にしたことがある。その場合、サドルがなくなった被害者はまた他のサドルを盗むというふうにサドルドミノが起きるわけだ。しかし、なぜ最初のサドルがなくなるのか・・・それが長くオレは謎だった。その謎はこの近藤容疑者の登場で一挙に解決した。
そうか、サドルフェチだったのか!
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