2013年08月20日(火) |
英語よりも日本語教育である! |
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小学校で英語必修化の流れは変えられないようだが、オレはそんなことをしても何の価値もないと思うのである。そんなことよりも、ちゃんとした読書習慣や日本語能力を小学生に身につけさせてくれと思うのだ。今の子どもの中には(若者も含めて)、満足な日本語能力を有しないものが増えているのである。
日本人のくせに、カタコトでしか日本語を話せないのである。「てにをは」がなくて単語でしゃべろうとするのである。そういう小学生・中学生が日本中の教育現場で増加してるという話を聞くに付けても、大切なのは英語教育なんかではなくてちゃんとした国語教育であるとオレは思うのだ。
満足に漢字が読めない小中学生は多い。そして読めないだけではなくてもちろん書けない。それでも全く平気である。なんでこんなことになったのかとオレはあきれているのである。芸能人が漢字を読み書きするクイズ番組があって、そこに出てくるろくに漢字も読めないお馬鹿芸人を観て視聴者は笑ってるわけだが、今にその視聴者のレベルはそれをみても笑えないレベルに下がってくるだろう。芸能人のバカっぷりを楽しむのではなくて、視聴者の方もわからないので面白くないということになってしまうのである。
英語教育を小学校段階で導入すれば、その分他の科目の時間が減ることになる。英語を勉強したとしてもその前に体系的な国語力や、母国語で論理的にものごとを考える力が育ってないので、挨拶程度の英文しか話せないということになってしまうのである。幼児レベルの英語を教えるのなら別に小学校でやる必要はない。
日本の英語教育自体は少しも間違っていない。英語のよくできる一握りの生徒はちゃんと努力したからできるようになったのであり、大多数の生徒ができないのは英語教育のせいではなくて本人の努力不足である。それを教育システムのせいにしてはならないのである。本人に向上心がなく、その上で勉強に耐える忍耐力がない以上いくらシステムを整備しても無駄である。
もちろん教師の側にも問題はあるだろう。オレが中学の時に習った英語教師は本当にひどかった。「英単語は手で覚えるんです」と言われてやさしい単語を20回ずつ書かされ、その宿題をしないと立たされた。「map」なんか一目でわかるのになんで20回も書かないといけないのか。そして20回書いたらどんなバカでもその単語を覚えられるというのか。そんなのは全くの愚行である。そういうレベルの英語教師の群れが英語教育をダメにしてきたことは疑いのない事実だ。しかしそれは40年前の話であり、今の英語教育は視聴覚教材も充実していてはるかに進歩しているはずである。それなのに生徒の英語理解力が追いついてないとすれば、人間のレベルの方が下がったということである。
小学校では英語よりもむしろ国語や算数をやらせて欲しい。満足に書ける国語力を身につけさせて欲しいのである。
ツイッターでつぶやいてもいっこうに国語力にはつながらない。まとまったテキストの形で自分の意見は表明しないとだめだ。ツイッターの場合は何を書いて何を書かないかと頭の中で整理する作業がなく、ただ思いついたことを垂れ流してるだけである。
小学校では国語の時間を増やして欲しい。そしてその国語で読ませる教材はぜひ昔の修身の教科書にあったような、親孝行の話や偉人の話をぜひとも入れてもらいたいのである。道徳教育が変質する中でそうした教材はもはや過去の遺物とされてしまったわけだが、古い修身の教科書を今読めばさまざまな発見がある。それこそが「心に響く教育」であるとオレは思うのだ。
どこかの3流国のように学校教育の中で隣国への憎悪や敵対心を教えるのではなく、我が国の教育は人間として守るべき大切なものをきちっと教えないといけないと思うのである。そのための時間が決定的に不足しているのに、挨拶程度にしか役立たない英語どころではないのである。
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