2013年07月31日(水) |
ハズレくじしかない夜店なのだ! |
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子どもの頃、駄菓子屋にあるいわゆる「当て物」が好きだった。くじとなってるガムを買ってもなかなか1等や2等は当たらない。スカばかりである。それを知った両親は松屋町の問屋で、そのガムの当て物をまるごと買ってきてくれたことがある。ちゃんと当たりも入っていた。しかし、なんだか反則のような気もした。くじを全部買ってしまうなんて卑怯じゃないかと子ども心に思ったのである。
祭りや夜店の露店にもくじがある。PSPや3DSなどのゲーム機や、ゲームソフトが当たるようになっている。オレはそういうのは絶対に引かない。少なくともビジネスの基本として、くじ一本の価格よりも実際に当たる期待値は低いに決まってるからだ。そうでないとそのぼったくりビジネスは成立しないのである。300円のくじが100本入っていて景品が1万円分あれば、、3万円の売り上げに対して店側は2万円儲かることになり、くじ一本の期待値は100円ということになる。そういう必ず客が損をする仕組みになっているのが露店の当て物という世界なのである。まあ一種の詐欺である。少なくともオレのような計算高い大人は買わない。そんなくじを引くのは何も考えてない子どもか、あるいはくじを全部引いてみようとする太っ腹な大人だけである。
その太っ腹な大人が、いくら引いても当たりが出ないことを不審に思って警察に調べさせたところ、当たりが一本も入ってないということが明らかになったのである。ひどい話である。期待値1/3どころか、期待値ゼロだったのだ。そのくじを引いた客全員が「カネ返せ!」と怒り狂ってもおかしくない話である。朝日新聞の記事を引用しよう。
夏祭り、夜店のくじに当たりなし 露天商の男を逮捕
当たりの入っていないくじ引きで金をだまし取ったとして、大阪府警は28日、大阪市西成区天下茶屋2丁目、露店アルバイト毛利川強(もりかわつとむ)容疑者(45)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。容疑を認めているという。
阿倍野署によると、逮捕容疑は27日午後6時50分ごろから1時間半にわたり、大阪市阿倍野区の阿倍王子神社で開かれた夏祭りで、当たりが入っていないくじ引きの露店を営業し、男女3人から計約1万4千円をだまし取った疑い。
くじ引きは1回300円、2回500円。1枚のくじに1〜100番の数字が振ってあり、55番以上なら「プレイステーション3」や「Wii U」などの人気ゲーム機が当たるとの触れ込みだったが、実際には54番以下のくじしか入っていなかったという。
27日に1万円以上をつぎ込んだ男性が不審に思い、府警に相談。同署が28日に露店を家宅捜索し、当たりがないことを確認したという。毛利川容疑者は「27日に約10万円を売り上げた」と話しているという。
いくらはずれの多いぼったくりくじ引きでも、当たりはちゃんと入れておくべきだ。一枚も当たりが入ってないくじを引かせるというのは卑怯すぎる。この馬鹿のせいで、おそらく他の露店でくじ引きを扱ってるテキ屋の方々も大迷惑である。「どうせ当たりなど入ってない!」と思われて一気に客が減ってしまうからだ。
しかし、この露店を捜索してハズレしかないことを確認してくれた警察もGJである。オレは祭りの露店にはもっと素人さんが参加できるようにして、自由競争でいい店が増えるようにして欲しいといつも思っている。暴力団と関係のある組織が仕切ってるから、普通の人が参加できず、そのためにうさんくさいぼったくり店ばかりになるわけだ。オレが祭りの露店を見ていて感じるのは「なんでどの店もこんなに高いのか」という疑問である。おそらくその売り上げから上納金として暴力団に流れてるゼニもあるのだろう。だったら兵庫県のように警察が弾圧して締め上げるということも正当である。
この新聞報道を読んで、戦々恐々としている露店の方々は以外と多いかも知れない。きっと他にもハズレONLYでやってきた人たちがいるはずである。
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