江草 乗の言いたい放題
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2013年07月21日(日) 子どもの無免許運転は危険です        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 無免許運転はすべて危険である。しかしその無免許運転が子どもならばさらに危険である。もしもオレがそういう子どもの運転する車やバイクと衝突したとしたらその場合の自己の過失責任はどのような割合になるのだろうか。「無免許 」であっても同等の権利を持つと判断されるのか。確かにオレに過失があって無免許の車両と衝突した場合はオレにとって不利な結果になるだろう。だからオレは信号はきちっと守るし、一時停止もする。少なくとも信号無視の無法者や暴走運転の馬鹿相手でない限り交通事故には至らないという自信がある。

 オレは勤務先の学校の近くで子どもをはねそうになったことがある。朝の通学の時間帯で、オレはいつものように学校の近くの歩車分離信号になっている交差点(つまり、歩行者が渡るときは車がすべて停止)を左折したのだが、その日はたまたま交差点のところに立っていて子どもを見守ってくれてるご婦人がいなかった。そういう時の小学生は信号をちっとも守らない。それでも信号を無視して強引に渡る子どもがないことを確かめて曲がったオレの目の前に突っ込んでくる子どもがいた。そう、その子どもは横断歩道のところではなくて20mほど離れた場所から斜め横断で道路を突っ切ろうとしてオレのクルマの前に走り出たのである。オレは慌てて急ブレーキを踏んだが、そのクソガキ、いや子どもはオレをあざ笑うかのようにそのまま走り去った。こういう子どもがクルマにはねられたとしてクルマの側に責任があるのだろうか。オレはきちっと交差点で安全確認をして、信号無視をして強引に渡ってくる子どもがいないことまで確認して左折している。ただ、クルマが来てるかどうかも確かめないで植え込みの間から飛び出してきて斜め横断する子どもがいつ出現するかも知れないと思って走ってるわけではない。そこまでの注意や安全確認がドライバーには求められるのだろうか。少なくともオレ以外のドライバーならばあの場面で100%子どもをはねていたはずだとオレはその瞬間を思い出すのである。

 オレは人生の中で何度そうした子どもの飛び出しで肝を冷やしたことだろうか。はねてしまった瞬間にオレの人生はまぎれもなく終わってしまうのである。オレに過失がなくとも人をはねてしまえば今の教員という仕事は辞めるしかないのである。だからオレは歩行者が一番怖いのだ。家の近所の住宅地では自転車よりもゆっくりクルマを走らせるのは、たとえぶつかっても歩行者にダメージを与えないためである。

 しかし相手が無免許で原付バイクに乗っていればどうだろうか。こちらがゆっくりと走っていても相手が速度を出していれば衝突時にバイクの側には死亡の危険性がある。そこでこのような事故が起きるのだ。読売新聞の記事を引用しよう。

小6男児、ミニバイク乗り乗用車と事故…重体
 20日午前5時50分頃、神戸市垂水区小束山本町の市道交差点で、同区内の市立小6年の男児(12)が運転するミニバイクが、同区舞多聞西の男性会社員(52)運転の乗用車と出合い頭に衝突した。
 男児は病院に運ばれたが、頭などを強く打ち意識不明の重体。
 兵庫県警垂水署の発表では、男児はヘルメットを装着して家族名義ではないバイクに乗り、また、同じ年頃の友人も別のバイクに乗って近くを走行していたといい、同署は無免許運転の経緯などを調べている。会社員は家族で旅行に行く途中だった。
(2013年7月20日22時56分 読売新聞)


 出会い頭の事故としか書かれていない。また信号があったのかどうか、信号をどちらかが無視したのかなどもこの記事にはない。ただ子どもはちゃんとヘルメットはかぶっていたとある。ヘルメットをかぶっていたのに頭を強く打って・・・ということはヘルメットが衝突の衝撃で脱げたのか、あるいはちゃんとしたかぶり方をしていなかったのか、それはわからない。またそのバイクは家族名義ではない。つまり誰かから借りたバイクであるということである。明らかに無免許である小学生にバイクを貸した人間がいるのだ。その貸し主には事故の責任があるのではないか。少なくともバイクを貸さなかったらこの不幸な事故は起きない。直接の刑事責任は発生しなくても民事上の責任は必ず発生するだろう。「無免許運転幇助」くらいの刑事責任は当然あるだろうし、オレがクルマの側ならば必ず自己の責任をバイクの貸し主に求めるだろう。

 それにしても早朝から家族旅行に行こうとした矢先に子どものバイクにぶつかってしまい、楽しい旅行が台無しにされたこの会社員にはオレは深く同情するのだ。どうして世の中にはそんな不幸な巡り合わせが起きるのかと。

 自分がいくら注意していてもこのような事故に巻き込まれる危険は常につきまとう。オレは改めて「安全運転しなければ・・・」と思ったのである。


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