2013年07月08日(月) |
雨が降ったらラッキーです |
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せっかくの旅行の時に雨が降るとみんな「アンラッキー」と思うものである。ディズニーランドやUSJは雨が降るとお客さんが減るのですいてるといういいこともあるのだが、それでも雨は普通は嫌われるものだ。そしてメンバーの中に「雨男」「雨女」と呼ばれる人がいれば「そいつのせいだ!」と忌み嫌われたりするのである。
しかし、雨が降れば割引があるということになれば話は別である。雨が多い山陰地方でそれを利用した集客戦術が展開されていたのである。読売新聞の記事を引用しよう。
「弁当忘れても傘忘れるな」の温泉、割引プラン
松江市の宍道湖畔にある「松江しんじ湖温泉」で、旅館やホテルの計11施設が、宿泊日の降水量に応じて料金を割り引くユニークなプランを取り入れている。
「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるほど雨の日が多い山陰の天気を逆手にとり、梅雨の閑散期の集客を狙う。
6月から実施し、宿泊日の正午〜午後6時、松江地方気象台が観測した1時間あたりの最大降水量を割引率にする。例えば、最大降水量が10ミリなら、宿泊料金を10%引きに。今月末まで続け、施設によっては割引の上限がある。
ある旅館では、ここまで最大の割引率は13%で、6月以降の宿泊客は例年の倍に増えているという。6日も雨が降り、5%の割引を実施。関西や岐阜県からの家族連れらが訪れた。
同気象台によると、日本海からの湿った空気の影響を受ける山陰は雨が降りやすく、昨年1年間の降水日は松江市で269日。大阪市(238日)より1か月も多い。特に梅雨は観光にも響き、昨年6月の松江市内の観光客は約50万4000人と7月の半分だった。
同温泉の宿泊施設でつくる松江旅館ホテル組合は「雨の日に来てワクワクしてもらいたい。しっとりとした雨の松江にも風情があります」とアピールしている。
(2013年7月8日08時03分 読売新聞)
一年間の降水日が269日ということだから、ほんのわずかでも雨が降る日というのはかなり多いことになる。「弁当忘れても傘忘れるな」というユニークなたとえは初めて知ったのだが、そういうふうに言われるほど雨が多いのなら、その雨を魅力にするのも一興である。
旅行の中身が山に登るとかなら雨は危険につながるわけで旅行中止にするほどのことだが、街歩きなら全く問題はない。むしろ夏の場合はその方が涼しくていいということも多いのである。誰だってかんかん照りよりもしっとりとした雨の日がいいと思うだろう。
松江は城下町として発展し、日本三大銘菓の一つである「山川」という和菓子もあり、歩いて回るのにちょうどいい規模の都市である。そこでこういう企画があれば「行ってみようかな」という気にさせてくれるのである。
近くには縁結びで有名な出雲大社もある。そこに大挙してやってくる「婚活女子」を目当てに「婚活男子」もじゃんじゃん山陰を目指すべきである。ナンパ用のセリフは「ぼくの傘を使ってください!」で決まりだ。
さあ山陰に行こう!皆生温泉にはゲゲゲの鬼太郎の部屋もあるのだ。水木しげるが君を待ってるのである。
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