2013年06月25日(火) |
共産党は復活するのか? |
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民主党壊滅の東京都議選でオレが密かに注目していることがある。それは共産党が議席を改選前の倍に増やしたことである。民主党が終了し、維新もみんなも限りなく自民よりという状況下で、反自民、反アベノミクスの票を投じる選択肢が共産党以外になくなったということだとオレは分析している。
たとえば「反原発」「反消費税税率UP」という主張を民主党がしたとして、本気で主張してると有権者たちは思うだろうか?答えは否である。「こいつらまた嘘つきやがって!」としかとってもらえないだろう。政治にもっとも大切なのは「信」である。2009年の総選挙の時に消費税税率UP反対を旗印に大勝した民主党の裏切りを有権者は永久に許さないだろう。
また「維新の会」や「みんなの党」の政策は自民党と大差ない。自民党に投票するのかこれらの党に投票するのは単なる好み、候補者の好き嫌い程度の問題でしかない。そうなると今の政治のあり方に対して対決姿勢を示せるのは共産党しかないということになってしまうのである。
福島原発の周辺の海では放射性物質のトリチウムの濃度が増してるという。地下水を通じてどんどん放射性物質が外界に流れ出してることは明らかであり、それを阻止できるとか、廃炉処理が終了して除染が完了するとかなんてことは永久に不可能な気もする。チェルノブイリの事故と同じように福島原発の事故は日本の貴重な国土を利用不可能な土地に変えてしまったのである。
本気で「反原発」に取り組める党は共産党だけだ。小沢一派が反原発と主張するのは選挙のための方便である。だから、もしも「原発を本気でなくしたい」という願いを込めて投票したい人の投票先は共産党しかないということになるのだ。おそらく次の参議院選挙では共産党はさらに議席数を増やすだろうとオレは予想している。田舎では勝てなくても都市部では確実に票を伸ばすだろう。
ただ、共産党が第一党になったとして実際の政治を行う力があるとは思えない。官僚の言いなりとなって破綻した民主党政権のようになるか、あるいはもっと悲惨なことになるかのどちらかだろう。共産党が第一党になれば世界中の投資家は東証から資金を引き揚げるだろうし、株価は今の1/3くらいになってもおかしくない。日本はものすごい不況に襲われそうな気もする。そのときにどうやって国際社会で生き残っていけばいいのだろうか。大量の移民を受け入れて中国の属国となってかろうじて国家として存続するのだろうかとオレは危惧している。共産党の主張に従って軍事同盟である日米安保を破棄すれば、あとは中国の側に寝返るしかないとオレは思っているのだ。
ただ、そんな未来がやってくるのはまだ30年くらい先かも知れない。これから日本はゆるやかに劣化していくだろうし、東南海地震のような大規模な地震が起きれば原発事故も起きる可能性が高い。日本海側で巨大地震や大津波が発生すれば若狭湾周辺にある原発は壊滅するだろう。今度こそ原発廃止を・・・と訴えようとしてももはや日本は借金で押しつぶされていて何一つ効果的な解決策を示せないままに中国の支援を仰ぐという事態も考えられる。
民主党がもろくも崩壊し、他の第三極が存在感を示せない現状で最終的な政治の選択肢は「右か左か」という二者択一に落ち着くかも知れないとオレは思っている。そうなると共産党が野党第一党になるしかないのである。
こういう記事を書くと読者の中には「なんだ江草おまえは共産党支持か?」などと勘違いする人もいるかも知れない。オレは一貫して似非左翼や人権派の弁護士などを攻撃し、どちらかというと右寄りの政治主張を持つ立場で発言してきたことは過去の日記を読んだ方はよくわかってるだろう。オレが書いてるのはあくまで今後の政局予想であり、自分の希望を語ってるのではない。
日本の将来に対してオレはかなり悲観的だ。そして少子高齢化とか年金問題を解決する力は今の政治家には全くないと思っている。それを仮に解決可能な方法があるとすれば、オレが以前の日記で書いた「相続税100%」で死んだ人間の財産をみんな国庫に納付させるという方法くらいだろう。放棄された財産をどんどん国が手に入れれば税収はかなりUPするだろうし財源も生まれる。そして外国人労働者を受け入れて少子高齢化対策にあてるくらいだろうか。そうなると人口に占める日本人の比率が下がって、将来の日本は今とは違った国になっていくだろうという漠然とした予想である。
国家の形は不変ではない。江戸時代から明治維新にかけて大きくこの国は姿を変えたように、もしかしたら今また大きな変化を迎えてるのかも知れない。オレはその変化を見届けたいのだが、残念ながらそんなに長生きはできないだろう。
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