2013年04月26日(金) |
四川地震の救援をなぜ中国は拒むのか? |
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中国・四川省の地震の被害の報道が続く中、中国政府は海外からの支援要請を断り続けている。自力でなんとかできるということなのだろうか。尖閣で示威行動を繰り返している国であっても、人道的な見地から日本は救援すべきだとオレは思っている。ただ、支援を受け入れない理由はもっと別のところにもあるようだ。
それは受け入れ側の汚職である。読売新聞の記事を引用しよう。
四川被災地に香港支援、議会やネットで反対噴出
【香港支局】マグニチュード(M)7・0の地震に見舞われた中国四川省雅安市の被災地への援助を巡り、香港政府による支援金支出への反対論が香港の立法会(議会)やインターネット上で噴出している。
被災地の役人による着服や浪費を懸念しているためだ。
香港政府トップの梁振英行政長官は22日、被災地に1億香港ドル(約12億8000万円)の支援を行う方針を表明。だが、支出の可否を審議した24日の立法会は、「中国本土に欠けているのは資金ではなく制度の透明性だ」などの反対論が出て議論が紛糾し、採決は持ち越しとなった。
香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストのネット世論調査でも、91%が「反対」と回答した。
2008年5月の四川大地震の際には香港から官民合わせて200億香港ドルを超す支援が行われた。香港有力紙・信報(24日付)は、同地震の被災地に香港政府などの援助で建てられた学校が約1年後に取り壊され、ショッピングモールに建て替えられたことへの不信感などが背景にある、と指摘している。
(2013年4月25日10時36分 読売新聞)
学校を取り壊してショッピングモール・・・という部分に、オレは限りなく汚職の匂いを感じるのである。どうしてそんなことになるのか。
義捐金を送っても、それが個人に着服されてしまうのならば何の意味もない。家を失って困ってる被災者に直接届かなかったら意味がないのだ。しかし、中国にはそれを可能にするような民間の組織がない。
中国政府もそのことには気が付いて、それゆえの「支援辞退」ではあるのかも知れないが、それにしてもこうした災害まで蓄財のチャンスと考える党幹部や政府高官がいるとすればそれはあまりにも情けないことである。
日本が世界に誇れることの一つが公務員のモラルの高さである。確かに日本でも腐敗した連中は皆無ではない。ただ、それは全体の中のほんの一握りであり、汚職公務員に対してはちゃんと罰が科せられている。党幹部が犯罪やり放題のどこかの国とは違うのだ。
支援のためのゼニではなくて人を派遣し、そこで実際の行動を示すことが日本が世界に示せる「義」であるとオレは考える。武士道の国である日本が世界に示すことができる価値とはこの「義」以外ないのだ。
煉瓦作りの家は崩れてしまうと本当に何もかもがれきの山になってしまうのかとオレは流れる映像を見ていて感じたのだが、まだあの中に埋もれたままの人が大勢いるのだろうか。自衛隊を派遣することはできないのか。
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