2013年04月25日(木) |
お寺がバクチしても良いのか? |
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以前に高野山が投資に失敗して大損した問題を取り上げたが、その件に関してまだ内紛は続いていたようである。朝日新聞の記事を引用しよう。
高野山真言宗の管長陳謝 「借財が原因で始めたバクチ」
お布施を含む約30億円の金融商品購入を巡り、執行部トップの進退問題に発展している高野山真言宗で23日、最高議決機関の宗会が開かれた。宗派代表の松長有慶管長は「緊急事態だ。檀(だん)信徒の方々に多大な心配をおかけし深くおわび申し上げる」と陳謝した。きっかけは、高野山にあった新興宗教跡地の取得資金を返すためだったと強調。「借財が原因で始めたバクチ」と説明し、もうけが目的ではないとした。
宗会が2月、執行部トップの庄野光昭宗務総長の不信任案を可決し、執行部が宗会解散で対抗。この日は選挙を経て最初に開かれた宗会で、議長には不信任案に賛成した安藤尊仁氏が選ばれた。24日に再び不信任案が提出されるかが注目されている。松長管長は「糾弾といいわけに終始している。お大師さまの開創の原点に」と呼びかけた。
なんと、金融商品の購入の理由は、「借財が原因のバクチ」だったのである。ここでオレが不思議に思うのは、借金を返すためにバクチをするというその愚かな発想である。普通の人間はそんなふうに考えないだろう。僧侶というのは一般人と違ってそんな思考回路を持つのか?そんなことはないはずだ。この松長有慶管長が変なのである。
「どうやって借金返しますか?」
「パチンコで!」
こういう会話を聞けば、我々は「アホか!」と思うだろう。これが普通の感覚である。
さて、その問題を巡って宗会は総長の不信任案を可決、それに対して宗会解散で応じるなどという形で混乱は継続中なのである。
ここでオレの考えを言うと、バクチというのは個人の楽しみであり、余剰資金で行うものである。なくなってもいいゼニしかバクチには使えないのである。大切な生活資金はバクチに使うべきではないし、国の税金も同様である。国民から預かったゼニを政治家や官僚がバクチで浪費するなんてことがあれば言語道断である。
高野山が檀家から集めたゼニというのは、税金に近い性質のものであり、それをバクチで使い果たしたというのは政治家や官僚が税金をバクチでなくすのと基本的には同じことである。そういう意味ではやはり松長有慶管長の責任は重い。頭を丸めてお詫び・・・というところだが僧侶なのですでに丸めているし、そうなるとどうやって責任をとらせるのか難しいところだが、少なくとも個人財産は没収して返済資金の一部にあてさせるしかないのではないかとオレは思うのだ。
お寺は搾取される側であるバクチの参加者ではなくて、むしろ胴元になって搾取する側に回るべきなのである。だったら絶対に儲かるからだ。だってバクチの胴元の取り分のことを昔から「テラ銭」というじゃないか。この「テラ」というのは昔から使われてる言葉だから「ギガ」とか「テラ」という接頭語とは違うのである。もしかしたら「寺銭」という意味かも知れないのである。
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