2013年01月24日(木) |
中高年の登山ブームをどうするのか? |
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最近の山岳遭難報道でオレがいつも驚くのはその年齢である。60代、70代の方が入ってることが多いのである。体力の充実している若者ではないから・・・ということももしかしたら遭難の一因なのではないだろうか。もっとも年齢に関係なく体力のある人はいるわけで一概に老人だからダメとも言えないわけだが。
ただ、オレが腹が立つのは軽装で山に登って、疲れて降りるのがイヤになると携帯電話で救助を呼ぶクソみたいな迷惑野郎である。こういう困ったチャンが今は増えてるわけで、まともな登山者から見れば迷惑至極なんだが、おそらく入山料云々なんて議論が出てくるのもこういう困ったチャンからゼニを先に払わせようということなのかも知れない。読売新聞の記事を引用しよう。
関所設ける印象…北アルプス入山料に知事慎重
北アルプスの環境保全や遭難対策の費用負担について、富山県の石井知事は22日の定例記者会見で、「2年後に新幹線開業という時に、関所を設ける印象になってはいけない」と述べ、入山料などの徴収には慎重な議論が必要との見解を示した。
入山料を巡っては、長野県が中高年の登山ブームに伴い、遭難や環境への負荷が増えているなどとして、本格的な議論を始めた。また、山梨、静岡両県の首長は富士山の入山料徴収に前向きだ。
知事は、遭難や環境保全に関する費用負担のあり方について、「問題意識としてはある」とし、「長野県知事とは意見交換する機会がある。どういう考えか直接伺う」とした。2010年度に開かれた富山県行政改革委員会では、遭難事故の費用負担のあり方について議論があり、入山料を徴収する必要性を指摘した委員もいた。
(2013年1月23日19時06分 読売新聞)
オレはこの入山料徴収に賛成だ。ついでに言うなら、登山者はこの入山料を自分が神聖なる山に登らせていただくお礼として「お布施」の感覚で気持ちよく払って欲しいのである。自分はその山が好きだから登るわけで、その愛する山の神様に対して「お賽銭」をあげているという感覚だ。そういう意味で金額も500円くらいを上限にして欲しい。もちろんその程度では遭難救助の金額には全然足りないが、遭難は不可抗力ではなくて自己責任である。救助にかかった金額は本人負担が原則であり、遭難して死亡した場合は家族が負担することが当然である。とても払えないと思ったら山岳遭難保険(←これがどういう名称なのかわからないけど、おそらくこういう商品はすでにあるだろう)に入っておく。無保険登山者は入山させないか、救助しないことを原則とする・・・というふうなルールを決めればどうか。
入山料徴収の時にちゃんと登山計画書を提出させることも義務づけよう。そうすれば万一の遭難の時に捜索しやすい。また天候不順の時には登らせないようにすることも可能になるだろう。入山料を払ってない登山者は遭難しても救助されない!ということにしてもいい。
もちろん入山料の支払いを免れようと「関所破り」する馬鹿も出てくるだろう。そういう馬鹿が遭難したときには「入山料不払い」「関所破り」ということを必ず報道して、そいつの自己責任というとを強調し、実際にかかった救助費用+迷惑料を請求すればいいのである。オレが主張するようなルールを制定して法律を施行してもおそらく登山ブームには何の影響もないはずだ。入山者の詳細な記録を残すことは必ず役に立つのである。
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