2013年01月22日(火) |
頭痛、肩こり、江草乗・・・ |
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井上ひさしの戯曲のタイトルで「頭痛肩こり樋口一葉」というものがあった。なぜここで頭痛のあとに肩こりが来るのか。最近その意味がやっとわかったオレである。オレは長いこと「頭痛持ち」だった。まだ20代の頃からその頭痛がもしかしたら重大な病気かも知れないと思ってCTを撮ったり、最近でもいろんな検査を受けたことがあったが結局原因は見つからないままだったのである。もしかして脳腫瘍とか脳梗塞などの命に関わる病気ならどうしようかとオレは気に病んでいたのである。
昨年暮れ、年賀状の作業に取りかかろうとしたオレをひどい頭痛が襲った。ただならぬ痛みである。頭がズキンズキンするのである。今度こそは何かものすごくやばい病気だと思ったオレはあわてて朝から病院に駆け込んで検査してもらった。しかしこれまで同様脳は正常で出血もなにもない。診察した医師はオレの顔をマジマジと見つめながら、突然オレの首筋を指で押さえて言った。「凝ってますねぇ」そう、それが頭痛の原因だったのだ。5000円以上かけCTを撮ってもらったのはただの安心料になってしまったのである。
ひとしきり首筋などをいろいろと押されたりしたあと、医師は肩や首筋に湿布を貼ればいいというアドバイスをくれた。オレはその足でドラッグストアに向かって、できるだけ効きそうなヤツを買おうと思って「フェイタス」というのを購入してみたのである。貼ってみたがジンジンするような刺激がある。昔「サロンパス」は貼ったことがあるが、こんなに刺激的じゃなかった。貼っていて痛いほどジンジンするというのは初体験だったのである。
そういうわけで長年オレを苦しめ、オレのカバンの中に「バファリン」や「イブ」や「セデス」を常備させた頭痛の正体が実は肩こりであったということがわかったのだが、確かにオレは肩が凝るような姿勢を長時間続けている。長いことパソコンに向かってることとか多いのである。どう考えても「肩こり」しそうな仕事をしてきたくせに、自分には「肩こり」などないと思いこんで、頭痛を頭痛としてとらえていたことが大きな間違いだったのだ。
敵の正体が「肩こり」とわかった以上、その対策を立てるだけのことである。オレはいろんな湿布薬を通販で取り寄せ、自分との相性の検証作業に入った。できるだけ安価で効果の高いモノを調べる必要があるからだ。そしていつでも貼れるように身の回りに常備しないといけない。
ただ困ったことは、背中の方とか貼りにくいのである。服を脱いでから貼らないといけないのだが、人前ではもちろん脱げないし、「だいたいこのあたりだろう」と思って見当を付けて貼るとなんだかズレている。家で入浴後の就寝前に家族に貼ってもらう分には大丈夫なんだが、後は何とかこれを自分できちんと貼る技術を身につけるだけのことである。それにしても年は取りたくないなあとつくづく思ったのである。頭痛肩こり江草乗なのである。もうジジイである。
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