2012年12月15日(土) |
有機EL開発に朗報! |
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山中教授だけではなく日本にはまだまだノーベル賞候補が居る。有機ELと言えばこの方を抜きには語れないという世界をリードするお方が、山形大学の城戸教授である。ところが民主党は事業仕分けでその研究予算を減らしたりして、全く何を考えてるのかわからないというお馬鹿な政策をしてきた。もしもパナソニックの馬鹿どもが5000億もプラズマディスプレイに投じて無駄にするという愚行をせずに、城戸教授を招いてその5000億を自由に使ってもらえば、あの大赤字もなく今頃は有機ELで世界のトップを走っていただろう。
有機ELの今の問題点は「高コスト」である。ソニーが試験的に発売した有機ELテレビは死ぬほど高かったのでソニー信者のお宝にしかならなかった。それを誰もが買える価格まで下げないといけないのだ。そんな安価で低コストな有機ELの研究に関する朗報である。なんとレアメタルを使わずにコストを削減する方法が見つかったというのだ。朝日新聞の記事を引用しよう。
有機ELの新発光材料開発 レアメタル不要、コストも減
【中村浩彦】スマートフォンのディスプレーなどに使われている有機ELの新しい発光材料を、九州大などの研究チームが開発した。従来の発光材料に必要だったレアメタルを使わず、材料コストを10分の1程度に減らせるという。13日発行の英科学誌ネイチャー電子版に発表する。
有機ELの発光材料には蛍光現象やリン光現象で発光する材料が使われてきた。蛍光材料は安価だが電子を光に変換する効率が低く、リン光材料は電子をほぼ100%の効率で光へと変換できるが、イリジウムなどのレアメタルが必要で材料コストが高かった。
九州大最先端有機光エレクトロニクス研究センターの安達千波矢センター長らは、レアメタルを使わずに高効率で発光する有機化合物、ジシアノベンゼン誘導体を開発。蛍光材料と同等の価格で、リン光材料と同様の発光効率を持つ素材という。「ハイパーフルオレッセンス」と名付けた。
有機ELは薄型なうえ、高精細で消費電力も少なく、次世代の薄型テレビや照明などへの利用が期待されている。安達センター長は「国内メーカーと連携し、日本発の技術として早急に実用化を目指す」と話している。
今の液晶テレビをすべて陳腐化させる次世代の技術が有機ELである。ところが日本は韓国に今先攻されている。巻き返しは日本の電機業界の急務なのだ。だから国はもっとゼニをじゃんじゃん投入して支援しないといけないのである。建設業界にゼニをばらまいて土建屋を儲けさせることしか考えてない旧来の政治家にはこういうことはわからない。日本がかつて高度成長してこれたのはすべて技術開発の進歩のたまものである。資源もない、広い国土もない日本がここまでこれたのはすべて「頭脳」と「努力」のおかげなのだ。
ところがその国土を破壊して、数十年経てばただのがれきになるだけの土木建設にじゃんじゃんゼニを使い、本当に日本を支える産業にゼニを回さなかったことは自民党政治、そして民主によって失われた3年間の大きな失敗だった。「コンクリートから人へ」とマニフェストに掲げながら、多くの研究開発の予算、つまり「人」にかけるゼニは事業仕分けによって削られた。
今からでも遅くない。有機ELにはまだ世界をリードできる可能性が残されている。政府はより多くの予算を配分して、日本の電機業界が世界と戦うための武器を持たせるべきである。オレはそれを強く願っているのだ。
そして自分の進学したい分野がまだ固まらない受験生諸君、山形大学工学部の「有機デバイス工学科」をめざそう。そこで城戸教授の教えを受けて、研究者としてどんどん世界に羽ばたこうではないか。就職難にあえぐ連中を尻目にして、いまこそ必要な人材として企業に欲しがられるようにならないとダメなのである。
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