2012年12月07日(金) |
神戸ルミナリエと選挙 |
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選挙戦真っ盛りである。オレが勤務する学校の周辺道路を、候補者名を連呼する選挙カーが通過してうるさいことこの上ないのである。授業がその騒音で中断することもしばしばである。学校の授業に迷惑をかけることに対してなんの気配りもないクソ候補者にはオレは絶対に投票したくないのだが、そもそもオレの勤務する学園はオレが居住する選挙区とは違うのである。
さて、候補者の街頭演説は人が多いほど効果があるわけだが、ここで人が多い場所としてがぜん浮上してくるのが、あの「神戸ルミナリエ」である。数万人という人で埋め尽くされた光景を見て、チャンスと考える候補者も多いだろう。しかしあれだけ人が多いと逆に危険でもある。
読売新聞の記事を引用しよう。
神戸ルミナリエで演説どうする?県警は事故警戒
神戸市中央区の旧居留地などを会場に期間中、300万人以上が訪れる光の祭典「神戸ルミナリエ」(6〜17日)が18回目を迎えて衆院選の選挙期間と初めて重なり、主催者側がトラブルなどに気をもんでいる。
兵庫1区(神戸市灘、東灘、中央区)の候補者にとって絶好のアピール機会だが、来場者が立ち止まると事故が起きる危険性もあり、県警は万全の警備体制で臨む。
衆議院が解散して、投開票日が16日と決定。ルミナリエの開催期間とまるまる重なった。会場付近は、交通規制で一般車両は通行できない。しかし、公職選挙法によると、選挙カーは一方通行の逆走などを除き、通行禁止の対象外で、会場への乗り入れもできる。
県警は先月末、同市内であった立候補予定者説明会で、各陣営に「規制区域内に入ったり、とどまったりしないでほしい」と要請した。主催する県や市などでつくる組織委員会によると、常時20人以上の警備員が即応できるようにしており、担当者は「前例がないので、どうなるかわからないが、追悼の意味を込めた会場の雰囲気が乱れないようにしてほしい」としている。
民主の前議員は「ルミナリエの開催趣旨を考えると、街頭演説などをしても反感を買うだけ」と期間中は周辺には近づかないという。別の新人は「多くの人が集まるので、アピールしたい」と話していた。
(2012年12月6日11時04分 読売新聞)
期間中は近づかないという「大人の配慮」と、人が集まるならそこへ行くという「勝負の論理」がぶつかり合うのである。ルミナリエ初日の点灯前の混雑の中に出現したのは自民党の安倍総裁だった。彼なりの計算があって、そこにやってきたのである。
被災者の追悼をこめたというルミナリエの趣旨を考えれば、あまりその場を選挙に利用して欲しくないというのがオレの本音である。しかし選挙に出る側はそんなことは考えないわけで、福島で第一声をあげた党首が4人もいたことを考えれば、ルミナリエの場所を「政治的アピールに絶好の場所」と考える人がいてもおかしくないのである。
まあ何をしようとその候補者の勝手なんだが、演説で立派なことを言って、それをみんな反故にするようなウソつきはやめてもらいたい。前回選挙で民主党がなぜ勝ったのかというと、財源のあてのない子ども手当と、自民党の主張する消費税増税に反対だったはずだ。しかし民主党は増税を断行して子ども手当を中止した。その民主党にそもそもこの選挙を戦う資格があるのかとオレは思っている。衆議院は解散したが、おまえらは前回選挙の公約を裏切って逆のことをやった責任をとって党を解散すべきじゃないかというのが、オレが野田に言いたいことである。
くだらない連呼ではなくて、ぜひとも候補者どうしのディベートをやってもらいたいのである。そうして論争すれば、中味のない馬鹿はすぐに底が割れるからなあ。
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