2012年11月19日(月) |
比例区の非礼な議員たち |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
議員の離合集散が激しい。民主党を離党して自民党に入ったり、維新の会に入ったりと議員たちは生き残りに必死で、確かに民主党という「当選互助会」が敗戦必至という状況下でみんな沈みかけた船から抜け出すのはわかるのだが、オレが疑問に思うのは「比例区」の当選議員がどんどん逃亡することなのである。少なくともおまえが小選挙区で有権者から支持されて、つまり個人としての支持を勝ち得て当選したヤツが、自分の信念と党の方針が違うと言うことで離党してというのなら話はまだわかる。
しかし、比例区で当選したということはそいつ個人の力量よりも、そいつがどの党に所属していたかということが大切なのであり、民主党とか自民党とかいう看板のおかげで当選できているのだ。そういう議員は最後まで逃亡せずに沈没船、いや民主党に残るべきなのである。脱出するのならさっさと議員そのものをやめるべきなのだ。どうして議員の身分を残したまま離党するのか。そのあたりの「非礼」がなぜ許されるような仕組みになってるのかがオレは不思議なのだ。
もちろん小選挙区の中での党籍変更も起きまくってるわけで、大阪14区などはもうむちゃくちゃである。民主→自民 自民→維新 太陽→維新というふうに議員シャッフルが発生しているのである。みんな生き残りに必死なのだ。
オレは国会議員がこんなにたくさん必要なのだろうかといつも疑問に思うのである。橋下大阪市長が「兼職規定を外してくれ」ということを言っておられたが、いっそのこと地方の首長と国会議員を兼任する仕組みにして、自動的に議員定数を減らすというのもありかと思うのである。県知事と政令指定都市の首長は自動的に国会議員となって、その分議員定数を減らすというのもありじゃないのかと。
さて、次の選挙はいったいどこが勝つのか。株価や為替の動きを見る限りでは「自民党が勝利して次は安倍総理」と見ている向きがおおいようで、それに伴って為替も株価も反応している。市場は自民党の政権復帰を好感しているのである。
日曜日の朝に、橋下氏と自民党の余り・・・じゃなかった甘利氏、民主党の細野氏が議論していた。オレはそれを聞きながら細野って頼りないよなあとか、甘利って傲慢に見える顔してるよなとか、無責任なことを感じていたのだが、結局もっとも説得力のある正論をぶっていたのは橋下であったこともまた事実なのだ。
失われた20年を作ってきたのは誰か。他でもない自民党の政策の失敗なのである。それを立て直すと言いながら結局さらにダメにしたのは民主党である。そいつらの言い訳を聞いてるとオレは腹が立ってしかたがないのだ。もちろん橋下が言うように地方に権限を大幅に委譲して・・・というのがうまくいけばいいだろう。しかし借金まみれになった夕張や泉佐野を見てるとわかるように、地方議員や首長は基本的に馬鹿の集まりなのであり、そういうところに権限委譲してももっと深刻な事態が待ってるに決まってるのだ。なぜ政治の世界は馬鹿の集まりなのか。
だったら企業はどうかというと、全く先見の明がなくてもう終わった技術のプラズマテレビに資金を集中して数千億をどぶに捨てたパナソニックの会長や、絶好調の時に次を考えてなかったためにこけたシャープを見ていると、企業人にも馬鹿は多いのである。
日本をどうするかという根本の問題には誰一人答えが出せずに、ただ目先の選挙で勝つことしか考えてない連中を見ていると、オレはなんだかこのまま日本の滅亡を見届けようと言う自棄的な気分になってしまうのである。
国家の滅亡という一大イベントを体験できる、それもまた一興である。もっとも次の世代は生きるだけで大変だと思うのだが。
←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館