2012年10月31日(水) |
自動ブレーキで事故は防げるのか? |
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最近よくクルマのCMで見かけるのが「自動ブレーキ機能」である。ドライバーがよそ見をしていてもちゃんと停まって追突を防いでくれるのだ。ああいうのがあると事故が本当に減るのだろうか。逆にヘタクソどもが「よそ見していてもOK」などと、ますます携帯電話しながらとか、メールしながら運転をしてしまいそうな気がするのだ。
高速バスにもこの自動ブレーキを導入しようという動きがあるらしい。読売新聞の記事を引用しよう。
高速道走る大型バス、自動ブレーキ義務化方針
高速ツアーバスなどで事故が相次いでいることを受け、大型バスにも「自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」の装着が義務化される見通しになった。
国土交通省は近く、有識者などでつくる検討会に義務化を提案。了承を得た後、年内にも正式決定する。すでに大型トラックでは義務化が決まっており、高速走行などを想定した新車の大型バスについても数年以内に同様の規制が始まる。
自動ブレーキは乗用車で普及が始まっており、大型トラックでは、22トン超は2014年11月以降、20トン超は16年11月から、それぞれ新車を対象に義務化される。一方、大型バスについては、高速走行中に自動ブレーキで急制動がかかると乗客がケガをする恐れがあるとして、国交省では義務化を見送ってきた。
しかし、今年4月、群馬県藤岡市の関越自動車道で、居眠り運転のツアーバスが道路左側の壁に衝突し、乗客7人が死亡、38人が重軽傷を負う事故が発生した。国交省では、バス運転手が夜間に1人で運行できる上限距離を見直す一方、車両の安全対策については有識者検討会などで協議。新車販売される大型バスを対象に、自動ブレーキのほか、居眠り運転で走行中に車両がふらついた場合などに運転席で警報を鳴らす「車線逸脱警報装置」など、新たな安全装置の義務化が可能かどうか検討してきた。
(2012年10月30日 読売新聞)
大型トラックではすでに義務化が決まってるという。いや、いっそのことこの機能はすべてのクルマに搭載してくれよと思うのである。そんなにすばらしいものなら標準搭載させればいいじゃないか。いったいどれくらいのコスト増になるのか。
仮にコスト増加になったとしても、量産効果が出ればそのコストは軽減できるだろう。そうすればきっと普及は進むはずである。
ただ、自動ブレーキよりも先に導入して欲しい機能がある。それは「飲酒検知装置」である。ドライバーの飲酒を検知すればエンジンがかからないようにするのだ。これは自動ブレーキよりも効果が高くてコストはかからないと思うのである。
認知症の老人の免許剥奪もどんどん進めて欲しいのである。交通安全というのは、一部の問題あるドライバーを排除して、安全運転をしている善良なドライバーを守ることで実現されるのだとオレは信じている。オレは自分の運転能力が極度に落ちてくれば即座に免許証を返納しようと思っている。
シートベルト義務化やエアバッグの標準化で交通事故死亡者は減少した。これからは新技術で導入される安全装置によってさらなる効果を期待したいのである。
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