2012年10月27日(土) |
ママ友は泥棒仲間 |
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「ママ友」というと、公園で子ども同士を遊ばせながらなごやかに談笑するお母さんたちを想像するのだが、こんな「ママ友」たちもいたのである。泥棒仲間だったとは驚きである。読売新聞の記事を引用しよう。
ママ友窃盗団、大学からPCや楽器などごっそり
夜間に兵庫県立大(神戸市西区)に侵入し、ノートパソコンなどを盗んだとして、神戸西署は25日、神戸市垂水区下畑町の無職下山順一(33)、内縁の妻で無職能浦(のううら)千鶴子(31)、同区塩屋町の無職大森久子(36)の3容疑者を建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕した。
下山、能浦両容疑者は認めているが、大森容疑者は「運んだだけ」と一部否認している。
発表によると、3人は共謀し、9月17日午後8時50分頃から19日午前9時30分頃までの間、同大の部室棟にある大学祭実行委員会の部屋や倉庫に侵入し、ノートパソコンやギターなど計34点(8万6600円相当)を盗んだ疑い。能浦、大森両容疑者は子ども同士が同級生の「ママ友」だった。
同大では、今年6月25日から9月21日にかけ、16回にわたり、部室棟などからビデオカメラやテニスラケットなどが盗まれる被害が相次いでいた。下山容疑者は以前、同大の警備員だったといい、同署では3人の余罪を追及する。
(2012年10月27日09時15分 読売新聞)
大学の部室というのは確かに警備が甘いと思う。部員たちが麻雀をしたり酒を飲んだりして遅くまで出入りしている関係もあって深夜の出入りに関しても監視が緩く、その一方で最近はパソコンやビデオカメラなど、リサイクルショップに持ち込んだらすぐにゼニになるものがいくらでもあるのだ。それを盗もうとしたわけで、しかも「元警備員」で内情に詳しいとなればもう防ぎようがないのである。
こうして新聞に名前も出てしまって、近所にも「泥棒夫婦」という恥ずかしい事実が知られてしまうのである。なんと情けないことだろうか。そして子どもは自分の親が泥棒だったということを知ってどんな気持ちになるだろうか。
「運んだだけ」なら罪が軽いかというと、おそらくこれは「共同正犯」ということでその言い訳は認められないだろう。かくしてみんな検挙されてしまうのだが、オレが気になるのはこの量刑である。
被害にあった人たちの被害はどの程度回復されるのだろうか。たとえばパソコンが盗まれた場合、同じ程度の性能の新品のパソコンが戻ってきたところで意味はないのである。大切なのはそのパソコンの中に入っていた貴重なデータであり、それを失うことがもっとも大きな損失なのだ。それを金銭に換算して賠償することなど無理なのである。オレが盗まれた側なら、数百万円の賠償を請求したくなるだろう。泥棒にとってはリサイクル店で2、3万円にしかならないものであっても、盗まれた側には金銭に換算できないほど価値があるのだ。それを裁判所は決して認定してくれないのである。この馬鹿どもが被害金額を賠償すれば執行猶予になるかも知れないほど日本の刑罰はゆるいのだ。
車上荒らしとか、万引きとか、置き引きとか、そういった小さな窃盗犯の側は「単なる出来心」という気持ちかも知れない。しかし、それが検挙されれば仕事をクビになったり社会的地位を失ったりする。
オレは「無職」という人たちを差別するつもりはないのだが、今回の事件の容疑者たちもみんな「無職」なのである。犯罪を起こしたところで別に仕事をクビになるわけでもないし、失うような社会的に地位があるわけでもない。こういう「無職」こそが犯罪予備軍なのだ。この世から「無職」を撲滅して、みんなに仕事をさせることが犯罪防止のもっとも効果的な方法であるとオレは常々思うのである。
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