2012年09月21日(金) |
アメフト部は集団行動が原則である |
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アメリカンフットボールで勝つために必要なことは何か。さまざまな球技の中でも特に戦略が重要なこの競技で、大切なのはやはりチームワークであり、連帯である。どんなことでも仲間たちと一緒に行うのが大事なのだ。それは犯罪行為でもそうである。たとえば女湯が覗ける場所を発見したとしよう。普通はその秘密を自分だけのものにして密やかな楽しみとするのが普通である。しかし、早大アメフト部はみんなで共有してしまったのである。そもそも女湯が覗けるような構造になっているのはホテルの欠陥であり、部員たちには少ししか罪はないのである。たまたま女湯が覗けるということを知って、全く何の関心も持たない男の方が珍しい。もしもオレがそのホテルにたまたま泊まっていて、そして女湯が覗けることを知ったとして、それでも絶対に覗かないような強固な自信はないのだ。
産経新聞の記事を引用しよう。
早大アメフット50人出場停止処分 女性浴場のぞきや飲酒強要 合宿中 2012.9.20 12:33 [スポーツの不祥事]
関東1部リーグ所属の早稲田大学アメリカンフットボール部の部員約50人が、ことし8月の合宿中にホテルの女性浴場をのぞいたり、未成年者に飲酒を強要したりしたとして、大学側から出場停止処分を受けたことが20日、分かった。
出場停止は1〜3試合で、大学側はアメフット部も8月25日から10日間の活動停止とした。
早稲田大によると、8月6日から15日間、新潟県妙高市で合宿した際、部員約30人が宿泊先のホテルにある女性用の浴場をのぞいた。さらに最終日には約20人が未成年だった下級生に飲酒を強要。下級生を殴る暴力行為も1件あった。
さすがに30人で覗くのはまずいのである。
オレが20代後半だった頃、ヨーロッパを旅行していてドイツの田舎町であるユースホステルに泊まった。たまたま部屋から中庭の方を見下ろすと、向こう側の部屋の窓のカーテンが開いていて、部屋の中では女の子たちが服を着替えていた。オレはびっくりした。今のオレなら「なんだ、着替えか」とすぐにその場を離れただろう。しかし、20代後半の頃のオレは「女性が半裸体になって着替えている」光景に心を奪われて、姿勢を低くして自分が覗いてることが向こうから見えないようにして、その一部始終を鑑賞していたのである。ドイツまで来てよかったとしみじみとその至福の時を堪能していたのである。オレのしたことは犯罪だろうか。部屋の窓から勝手に見えたのである。オレには「見よう」という意志はもともとなかったのだ。
では早大アメフト部の場合はどうか。この「女湯が覗ける場所」というのがどんな場所だったのかがとても気になるのだ。もしもこの場所が誰もが自由に出入りできるようなオープンスペースならばそれはホテルに責任がある。確かに覗きは褒められた行為ではない。しかし、女性の裸が見えるならついつい覗いてしまうという男性の本能的行動は否定できないのだ。だから混浴の露天風呂にはオッサンたちが殺到するのである。
合宿の最終日には打ち上げコンパがある。これはお約束である。その時に未成年であっても酒を飲まされる。これはオレが大学生の頃はごく普通のことだった。オレが大学のサイクリング部でまだ2回生だった時の夏合宿、未成年のはずの1回生たちがじゃんじゃん一気飲みを強要され、酔いつぶれていったのである。すでにかなり酔っていた1回生にさらに飲ませようとする同回生の部員をさすがに見かねてオレが制止すると、いきなりそいつはオレの顔面を殴ってきたのである。そのときにオレを殴ったヤツの職場が今大変なことになっているのだが、オレはそのときに殴られた恨みがあるので、ただ「ざまあみろ」と思うだけである。今回早稲田アメフト部が「不祥事」としていることは、今から30年前の大学の運動部では全国どこでも当たり前のように起きていたことである。しかし今は未成年は飲酒しなくてもよくなった。そんな中で未だに旧態依然とした大学の運動部も存在するわけで、きっと早大アメフトはその一つだったのだろう。
今回の処分が「覗き」によるものか、「未成年の飲酒」によるものかはこの記事からははっきりしないのだが、出場停止処分そのものはかなり緩いと思うし、少なくとも大学の評価につながるようなダメージもないと思うのである。それにしてもなんだか笑ってしまうのである。30人集団覗きとは大笑いである。覗きとはこっそりするものである。源氏物語の若紫の巻でも、光源氏は北山の小柴垣の家を覗くときにお供をみんな帰して惟光と二人で覗いていたじゃないか。
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