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安いモノにはちゃんと理由がある。飛行機の正規運賃が高いのは。安全と確実な運航を約束されているからである。ぎりぎりまでコストカットして飛ばせている格安航空の場合にはこのような悲劇が発生するのだ。読売新聞の記事を引用しよう。
もう格安航空に乗らない…3度目欠航に不満の声
欠航で成田空港のチェックインカウンターには旅客が詰めかけた 成田空港を拠点に3日就航した格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンは28日、機体に鳥がぶつかる「バードストライク」の影響により、成田―那覇間を往復する2便を欠航させた。
欠航はこれで3度目。同社は新千歳便なども含め4路線をわずか3機(いずれも180人乗りの同型機)でやりくりしているため、機体に何か異常があると影響が大きくなりやすい。利用客からは「もうLCCには乗らない」と不満の声も上がった。
バードストライクの被害は同日朝、那覇空港到着後の機体の点検作業で見つかった。夜間に滑走路を照らすための前脚付近のライトが破損し、血も付いていたという。
同社は那覇空港に整備士を置いておらず、成田空港の整備士を他社便で派遣するなど整備に時間を要した。折り返しの成田便(乗客156人)は約8時間遅れの午後5時51分にようやく那覇を出発。この影響で、午後2時20分成田発の那覇便とその折り返し便が欠航し、計約300人に影響した。
成田空港第2ターミナルにある同社のカウンターには数十人の利用客が並び、職員らが対応に追われた。だが他社便への振り替えは行われず、乗り損ねた客にはホテル代が支払われたり、8000円分の搭乗割引券が提供されたりするなどした。
沖縄県南城市に帰省する予定だった静岡県伊東市の主婦(37)は「振り替えがないなんて想像していなかった。天候不順なら仕方ないが、航空会社の都合なのに……」と不満を口にした。沖縄県うるま市の学校職員(59)は仕事の都合上、29日の他社便を自腹で購入せざるを得なかったという。「安い航空券がとれたと喜んだのに、結局高くついた」と苦り切っていた。
(2012年7月29日11時16分 読売新聞)
整備不良や故障などで欠航が発生した場合、機材繰りができなくなってたちまち他の便すべてに影響が出てしまうのである。会社がらみの出張や家族での帰省といった「必ず移動しないといけない予定」がこの欠航と重なってしまった場合に悲劇が発生するのだ。それにしてもついこの間就航したばかりなのに欠航が多すぎるのである。
もちろんLCCでこういうトラブルがあることで日本航空や全日空には追い風となるわけだが、遅れなどの被害を受けた旅行者も多くは「安いから仕方ないか・・・」と思っているのである。ちゃんとゼニを払っているはずなのに客の方が立場が弱いという現象が起きてしまうのだ。もちろんLCCを運航する航空会社は、ホテル代を出したりしてくれるわけだが、肝心の「他者便で行かせてくれる」とならないから困るのである。
日本でちゃんとLCCという文化が根付くのか。今後の状況をオレは注視していたいと思うのである。
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