2012年04月29日(日) |
どうすれば理不尽な交通事故を無くせるのか? |
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観光客でにぎわう横断歩道に車が突っ込んだり、通学中の児童の列に車が突っ込むという理不尽な事故が立て続けに起きている。どうすればこのような事故を防げるのか。オレは常日頃からドライバーには2種類あって、絶対に事故を起こさないようにいつも気合いを入れて運転しているドライバー(たとえば筆者)と、もしかしたら事故を起こすかも知れないテキトーな運転をしているドライバー(多くの普通の人たち)が存在すると思うのである。後者の方々にどうやって気合いを入れさせるかということだが、それはなかなか困難なのだ。
たとえば今は日本中の学校現場で居眠りが増えている。授業中に居眠りするヤツの比率はおそらく全国トータルで30%くらいになるのではないだろうか。偏差値の低い高校ほどその率は高く、また小学生や幼稚園児にも居眠りがあるという。これはどういうことかというと、がんばって起きて授業を聞こうということができなくなったからで、もちろんその原因は夜更かししてゲームとかをしているからなのだが、ゲームにはみんな気合いが入ってるのである。その反動で他の時間に寝るのだ。
歩行者とクルマが接触するのは歩車分離がきちっとできていないからである。しかし日本中の道路でそれを完全に行えばおそらくその経費は天文学的な金額になってしまうだろう。そうなるとやはり事故を防ぐ方法というのは車に何らかの仕掛けを搭載する以外になさそうである。それなら少なくとも実現可能だからだ。
オレの家の近所に住宅街を突き抜け幼稚園の前を通過する2車線道路があって、狭い脇道からの飛び出しもあるのでオレはそこをいつも時速30キロ以下、場合によっては20キロ以下でノロノロ運転するのが常なんだが、表示されているその制限速度は40キロである。オレがゆっくり運転してると後ろからクラクションを鳴らされることもある。もちろんへそまがりのオレはさらにゆっくりと走るだけである。そいつが追い越そうとすればオレは必ず道をゆずる。その先でそいつが人をはねればオレは一人の目撃者として「かなり飛ばしていましたよ!」と証言するだけだ。
一方交通量も多く、歩道との境界には植え込みがあって中央分離帯もある4車線道路である地下鉄御堂筋線の上の通称「ときはま線」の新金岡駅の少し北側の区間もなぜか時速40キロ制限が存在する。この両者が同じ速度規制であるということはどう考えてもおかしいのである。オレは現在の交通速度規制というのは根本的に見直す必要があると思ってる。前者は30キロ以下にすべきだし、後者は60キロでもおかしくないとオレは思うのだ。
もちろん後者が理不尽な40キロ制限になってるのは、その近くにある北堺警察署の方々がそこで速度違反の取り締まりを行うための陥穽として必要なのであり、それはすべて警察側の都合でそういう速度制限表示になってるわけでオレがたとえに使うのは不適切かも知れない。ただ、明らかにおかしいことは確かなのだが。
住宅街を抜け道として車が通行するのは、住宅街であっても速度制限が40キロであったり違反の取り締まりがないからであり、もしもその制限速度が20キロで厳密にそれが守られていれば、つまり違反者が即検挙されてしまうような仕組みであれば、ドライバーはその抜け道を選ばないだろう。多くの「通学中つっこみ事故」というのはこうした道路で起きているのである。だから制限速度の見直しと、その厳重な取り締まりがまず必要であるとオレは思うのだ。ゆっくりとしか走れなかったら、事故の可能性は減るだけではなく衝突したときの被害も小さくなる。
もっともそれでも暴走する馬鹿がいるわけで、それは今度はクルマの側になんらかの仕組みを搭載して対応するしかない。それが「規制区域内では速度20キロ(30キロ)までしか出せない」という仕組みを最初から組み込んでしまうことだ。新たに日本国内で販売するパトカー以外のすべての自動車にこれを搭載することを義務づけるのである。高速道路や歩車分離が完全にできている道路ではこのセンサーは解除されていくらでも高速走行できるが、住宅街に入ったことを車が感知するとたちまち速度が出せなくなるという仕組みである。幹線道路から脇道に入った瞬間にこうしたセンサーが働いて車が速度を出せないようにしてしまうのである。おそらく自動車メーカーは必死で反対するだろう。しかし人命を守ることが一番大切なわけで、反対するヤツは車を売るために人が犠牲になってもいいと考えてる外道だと認定すればいい。
車は移動するときたいていの時間は幹線道路を走ってるわけで、そうでない脇道や住宅街の小路に入るのは出発時と目的地到着時のほんのわずかな時間だけである。だからこの仕組みを搭載してもそれほど不便になるとはオレは思わないのである。
家の近所の住宅街をゆっくりと走りながらオレはいつも思うのである。「ここで40キロなんて誰が出すのだろう?」と。そんな速度で走れば子どもの飛び出し時には絶対に止まれない、そこを自転車のような速度でゆっくり走ったとしても別に家に着く時間がめちゃくちゃ遅くなるわけでもない。ゆっくり走るべき場所でゆっくり走らないことがすべての事故原因であるとオレは思うのだ。住宅街の中で道幅が狭くて一方通行にしてるような道路でなぜ厳しい速度規制を課さないのか。警察の速度違反取り締まりはなぜかいつも「速度を上げても全然問題ない幹線道路」で行われていて、高速走行が本当に危険な住宅街ではまず見かけないのである。理不尽な事故の起きる原因はそこにある。まず住宅地の速度規制を大幅に厳しくして、その上で手にスピードガンみたいな取り締まり機をもった婦人警官が住宅街の道を旋回して、そんなところを暴走している馬鹿をガンガン取り締まってほしいのである。それを数年続ければ、こういう事故が起きる可能性が激減するだろう。
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