2012年04月17日(火) |
おじいちゃん危篤、タクシー代を! |
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子どもを使って物乞いをさせたり、ひったくりをさせたりするのは貧しい国に多いパターンである。インドでは物乞いの子どもをわざと障害者にして哀れさを誘ったりするという。その背後には大がかりな組織があって子どもたちをあやつる大人がいるのだが、長崎のこの「寸借詐欺」もきっと背後に大人の組織があるのか、あるいはこの子の親がやらせているのだろう。朝日新聞の記事を引用しよう。
女児「おじいちゃん危篤、タクシー代を」 長崎で相次ぐ
長崎市内で3月末以降、小学生とみられる女児から「おじいちゃんの入院している病院に行きたい」などと声を掛けられ、現金3千円を渡したという相談が長崎県警に相次いでいることが16日、わかった。
浦上署によると、同市の平和公園近くで「女児にお金を貸したが、だまされたかもしれない」という相談が、これまでに3件あった。いずれも女児が「おじいちゃんが危篤で急いでいる。タクシー代を貸してほしい」「家に帰りたいが、お金がない」などと、高校生や大学生ら女性ばかりに声をかけたという。
近くにキャンパスがある長崎大では、複数の学生が女児から声をかけられ、お金を渡したといい、同大が注意を呼びかけている。
同署は、女児の背後で指示する大人がいる可能性もあるとみて調べている。
まずこの事件、関与している女児が複数なのか単独なのかということを確かめる必要がある。その上でその女児の特定だ。被害の起きた場所から簡単に絞り込めそうな気がするのである。オレの憶測だが、働かないクソ親が自分の娘を使って「寸借詐欺」をやらせているというパターンである。
しかし、最近の子どもは大人の想像を超えているので、遊ぶお金欲しさにこの詐欺を子どもが単独で思いついたということも否定できないわけではない。仮に親を捕まえてみたとしても、親が「指示はしていない」「子どもが勝手にやった」と主張し、子どもも親に因果を含められてそのように主張すれば誰も罰することができなくなる。
もしもオレが小学生の女児から「家に帰るタクシー代を貸して」と言われればどうするだろうか。そこで「金はない」とはねつけることはきっとしないと思うのである。3000円くらいなら「別にあげてもいいか」とあっさり出しそうな気もするのだ。しかしそれが本当にせっぱ詰まった事情なのか、あるいはただの寸借詐欺なのか、その違いはきっとその時にいくつか質問することでオレは看破できると思うのである。
もっともこうしてネットで話題になればきっと次の犯行は困難になるだろう。元締めの大人はまた別のやり方に切り替えるのかも知れない。
どうやら犯人の女子中学生は捕まったようです。元締めはいなくて単独犯行でした。
「祖父が…」の寸借女児、中1だった…補導
長崎市の平和公園周辺で女児による寸借詐欺とみられる被害が相次いでいた問題で、長崎県警浦上署は18日、同市内の中学1年の女子生徒(12)を詐欺の非行事実で補導したと発表した。
発表によると、生徒は2日午後6時半頃、同市浜口町の路上で、女子大生(23)に「祖父が入院する病院までのタクシー代を貸してほしい」などとうそを言い、3000円をだまし取った疑い。生徒は金をだまし取ったことを認めているという。
県警には1月29日から今月16日までの間、同公園周辺で女児に「家に帰りたいけど、お金がない」「財布を落とした」などと声をかけられたという相談が29人から寄せられ、うち18人が120〜5000円、計4万3280円を渡していた。同署で関連を調べている。
(2012年4月18日13時24分 読売新聞)
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