2012年02月15日(水) |
あのチョコはどこに行った? |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
昨日まであんなに店頭に積み上げてあったあのチョコレート、いったいどこに消えたのか。今日になるといきなり売り場は改装されていて、すっかりチョコの姿は消えているのだ。確かに細々と値下げして売られているものもあるが、あまりにも少ないのである。もっとたくさんあった大量のチョコレートはどこに消えたのか。もしかしたらオレが気付いていないだけで、昨日の夜遅くに一気に売れてしまったのか。
バレンタイン商戦の中、店頭に並ぶ大量のチョコレートをオレは眺めているだけで楽しかった。それをぼーっと眺めているオッサンの姿は、きっと通行人からは「チョコをもらえない情けない男」にしか映らなかっただろう。確かに昔に比べてオレの手元に届くチョコはめっきりと減った。20代前半のオレが華やかなチョーイケメンだったころ頃、職場の机の上にチョコの山が築かれていたことは遠い昔のことだ。もう二度とあんな幸せな時期はやってこない。人生の一番楽しい時間はもう忘却のかなたにあるのだ。これから先、オレには二度とあんなことは起きないのである。
欲しいチョコがあればそれはもう自分で買うしかないのだ。それにしてもなんてゴディバは高いのだろうか。そのゴディバも昔はよくもらったなあと思うがここ数年食べていないのである。こんな50を過ぎたオッサンにゴディバをくれるような心優しい女人はもはや日本では絶滅種となってしまったのかも知れない。
「バレンタインチョコ売れ残りセール・全品9割引」などというものがあれば、オレはゼニを持って大人買いしに行くだろう。それだけ安くなっていれば迷わず買いだ。しかし絶対にそんなことはないのである。売れなかったチョコはどこかに消えてしまう。もしかしたら来年に回されるのか? いやそんなことはないはずだ。だって長いこと放置したチョコレートって、中味のウイスキーが蒸発したりチョコが白い粉を吹いたりしてさんざんじゃないか。だったらどうなるのか。もしかして溶かして再利用されているのだろうか。オレはその舞台裏が知りたいのである。
毎年必ずもらえていたチョコが今年はついにゼロとなってしまった。もうオレにはこれから死ぬまであの幸福は二度とやってこないのだろうか。日本人の平均寿命から考えればオレはまだくたばらないはずである。その結果、これから死ぬまでずっと「チョコのもらえないバレンタインデー」が続くのかと思うと、オレは暗澹たる気持ちになるのである。世界中でカカオ豆が高騰してチョコが高くて買えなくなったらきっと「ざまあみろ」と思ってしまいそうである。ああ、なんてオレは情けない人間になったのだろうか。
←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館