2012年01月16日(月) |
軽自動車は日本の至宝である! |
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税制上の特典を与える代わりに、外形寸法や排気量に一定の制限を加える・・・という制約のもとで日本の軽自動車は独自の進化を遂げてきた。その軽自動車が存在することが重くてばかでかいクソみたいなクルマしか作れないアメリカの自動車産業の連中からみれば許せないようである。それでこんな言いがかりをつけてきたのである。クルマそのものの性能で勝負できないからこんな卑怯な方法で攻めてきたのだ。読売新聞の記事を引用しよう。
日本の「軽」は不合理・廃止を…米自動車大手
【ワシントン=岡田章裕】米通商代表部(USTR)は13日、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に日本が参加することに対する意見公募を締め切った。
米自動車大手3社(ビッグスリー)で組織する米自動車政策会議(AAPC)は、日本の自動車市場の閉鎖性を理由に「現時点では反対」と表明し、参入障壁となっている軽自動車規格については、「廃止すべきだ」と主張した。
今年秋の大統領選を控え、大きな雇用を生んでいるビッグスリーの政治に対する影響力は大きい。月内にも始まるとみられる日米の事前協議で自動車分野は大きな焦点で、交渉は難航が予想される。
AAPCは、日本独自の軽自動車規格について、「市場の30%を占めているが、もはや合理的な政策ではない」と批判した。日本の技術基準や、認証制度などの規制も参入の障害になっており、透明性が必要としている。1990年代後半からの日本政府の円安誘導政策も、米国車に不利になっていると指摘した。
(2012年1月15日17時45分 読売新聞)
クルマは趣味性の高い商品であると同時に高い実用性も持たないといけない。その上経済性も求められているわけだ。日本市場という購入者の目が肥えた市場でアメリカビッグ3のクルマが売れていないということは、すなわち日本に通用するいいクルマがないということである。日本が外国車を締め出してるわけではないということは、ベンツやBMWがよく売れていることからもあきらかだ。本当ならユーロ安でもっと下がってもいいはずなのに値下げもぜずに欧州車のディーラーは儲けまくってるわけである。高くても売れるようなクルマを作れば売れるのだ。
その一方で、アメ車は実はかなり値下がりしている。人気がないから値段を下げるのである。カマロとかコルベットはとても安くなったのである。ドル安の効果が出ていてかなり安くなっているのだ。しかし、それでも売れないのである。そこにはオレの欲しいクルマがないのである。
アメリカのクソみたいなクルマが日本で当然のように売れないことを反省もしないで、政治的な圧力で売ろうとするアメリカ・ビッグ3の連中の姑息さにはあきれかえる。どうしてGMという企業を地上から完全消滅させなかったのか。こんなもの3つくらいに解体して、トヨタやホンダ、そして中国のメーカーの傘下に吸収してやればよかったのである。残しても何もいいことはなかったのだ。
日本の政治家はこんなくだらない圧力に屈することなく、日本の立場を堂々と主張してもらいたいのである。
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