2011年11月13日(日) |
少年院という名の犯罪者養成施設 |
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少年犯罪は日本では大人の犯罪に比べて罰が軽いのである。つまり、まだ心身の発達段階にある子どもは更生する機会を与えてやろうということらしい。そういうわけで彼らは大人のはいる刑務所ではなくて少年院に入り、そこでは教育や矯正ということが主眼として行われているらしいのだが、それは果たしてうまく行ってるのだろうか。入所者のうちの半数近くが再犯してることを考えた場合、「矯正」「更生」という方向にはあんまり機能していない気もするし、もしかしたらそこは犯罪者たちが新しい仲間と出会い、より凶悪な犯罪へステップアップするための教育施設になってるのかも知れないのである。朝日新聞の記事を引用しよう。
少年院退所後、再犯4割 無職者は高割合 犯罪白書
少年の一般刑法犯検挙者数と再犯割合の推移
非行や犯罪で少年院に入った少年が、再び罪を犯してしまう割合はどのくらいか。法務省の研究機関が初めて調べたところ、25歳までに4割が何らかの再犯をしていた。同省が11日公表した今年の「犯罪白書」の中で紹介した。
対象は、2004年1〜3月に全国の少年院を出た18〜19歳の644人。38.5%にあたる248人が、25歳までに罰金刑以上の刑事処分を受けていた。最も重い処分でみると、実刑97人、執行猶予付き98人、罰金53人。2度以上繰り返した人も93人いた。
窃盗が73人と最も多く、傷害が54人、覚醒剤取締法違反が25人、自動車運転過失致死傷等が22人。少年時に窃盗や傷害、薬物犯罪をすると、同じような罪を繰り返す比率が高かった。
少年院を出ると、保護司らと面接を続ける保護観察を20歳まで受けるのが原則だ。終了時点で、仕事をしたり学校に通ったりしていた人は、無職の人に比べて再犯率が低かった。記録をたどれた488人中、無職者の再犯率は48%だったのに対し、有職者は35%、学生は22%だった。
この「再犯者」に対して、オレはもっと厳しい罰を与えるべきではないかと思うのだ。彼らは「罪を犯してもどうせこの程度の罰だから楽勝!」という気持ちで、はっきり言って世間を舐めてるのである。だからもっと罰のレベルをあげてしまえばいいとオレは思うのだ。
量刑制度にこの「過去の犯罪歴加算」をもっと反映させるべきだとオレは思うのである。少年院を出たのにまた犯罪を犯した場合の量刑は3倍にするとか、人を一人でも殺した時は死刑とか、覚醒剤にまた手を出したときは死刑とか、窃盗や傷害でも死刑とか、痴漢をした場合は死刑とかいうふうに、どんな小さな罪も犯せないのだという強い遵法意識を持たせることが必要なのではないか。罰をしっかりと加算しないから「一人殺すも二人殺すも同じ」なんて発想で安易に犯罪に走る馬鹿が増えるのである。
なぜ少年院出所者の社会復帰や更生が進まないのか。それは彼らの再犯率の高さをよく知ってるからだ。「どうせこいつらはまた犯罪をするぜ!」と思われているからだ。だったらそうではなくて、犯罪即死刑という十字架を背負わせて、「二度と犯罪などできない立場の人間」「まじめに生きるしかない人間」ということにすれば、逆に更生が進むような気がするのである。
人間には2種類いる。犯罪をする人間としない人間である。誰もが犯罪者になりうるとはオレは思わない。犯罪をしない人間はやっぱり犯罪はしないのである。犯罪をする素質を持った人間をいかに犯罪をしない人間にするか、それが少年院の役目である。もしも再犯即アウトという仕組みになれば、少年院の持つ「犯罪の仲間と出会う場所」という現在の役割が全く意味をなさなくなるのだ。少年院は「おたがいに二度と罪を犯せない人間の出会いの場」となってしまい、もしかしたら真の矯正施設になれるかも知れないのである。もはやまじめになるしかないからだ。
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