2011年10月29日(土) |
これからは自転車ナビの時代だ! |
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はるか昔、オレがサイクリングを趣味にしていた頃には地図というのはフロントバッグと呼ばれるハンドルのところに載せたかばんの上の透明なケースに入れてあって、いつでも立ち止まって見ることができるというものだった。ところが最近の自転車乗りたちはフロントバッグみたいな大きくて重いものはもう使っていない。だったらどうしているのかと思ったら、なんとこんなに進化していたのである。ナビを持っているのか。朝日新聞の記事を引用しよう。
自転車専用の小型ナビ続々 「ポタリング」人気に狙い
パイオニアが発表した自転車専用ナビ=25日、東京都千代田区
カーナビメーカー各社が、自転車用の小型ナビを相次いで投入している。自転車で街を散策する「ポタリング」人気の高まりを受け、ナビの用途を広げようと懸命だ。25日にはパイオニアが初参入。競争が激しくなりそうだ。
パイオニアが発表した自転車専用の「ポタナビ」は、2.4型の液晶画面をつけた小型ナビ。ハンドルの間に取り付けて使う。携帯電話回線でネット接続して走行ルートの気象情報を表示。走行予定時間に合わせて往復できる範囲を地図上に示す機能もつけた。
持ち運びができる小型ナビは、固定式ナビが少ない軽乗用車を中心に浸透してきた。同社はポタリング愛好者が国内に300万人いると見こみ、市場拡大を狙う。2月に発売予定で、市場想定価格は約4万円。販売目標は2015年に世界で100万台と強気だ。小谷進社長は「新商品で若者など幅広い年齢層のパイオニアファンを作る」と意気込む。
競合メーカーもポタリング人気を見逃さない。パナソニックも11月、同社初の自転車用ナビ「ゴリラ CN―MC01L」(想定価格約4万円)を発売する。防水機能をつけ、走行速度や消費カロリーが表示できる。ソニーが6月に発売した「ナブ・ユー NV―U37」は、ルート選択時に勾配が緩い道路を優先したり、交通量の多い幹線道路を避けて案内したりする機能が人気だ。自動車の運転時にも使えるが、購入者の半数以上が自転車で使っているという。
オートバックスなどで見かけるカーナビの最低価格は2万円以下となっている。だったら自転車でナビという発想も十分に考えられるわけだ。小型軽量化というのは日本のメーカーが得意とすることである。徒歩で移動する人がナビを持つように、自転車にナビがつくというのも自然な流れだ。そして盗難に遭わないように取り外し可能になっていればいいわけである。
世の中には極端な方向音痴の人がいる。そんな人にとって、このようなカーナビ類というのは果たして役立っているのだろうか。カーナビを使わないオレには想像するしかないのだが方向音痴の多くは極端な地理に関する常識のなさから来ていると思うのだ。頭の中に地図を描けないのである。大阪から四国に向かうのになぜか名神高速を名古屋方面に走っていたりするのである。だからカーナビを云々する前に、地理に関しての基本的な知識を身につけることが必要なのだ。そのためには日本の都道府県をバラバラにして、ピースが都道府県の形をしたジグソーパズルをさせるといいのである。小学生の頃にそうした訓練をさせて、地理音痴を撲滅しないといけないのである。
いくらカーナビが装備されても、地理音痴が克服できないと意味がないとオレは思うのだ。地理が全くわからないままにカーナビのおかげで目的地にいつも着くことができるなんてことが普通になるのはかえって危険なのである。もしもそのカーナビがGPSのトラブル発生などの理由で一斉に誤作動したとき、日本中で交通が大混乱するかも知れないのだ。たとえ正常に動作していても馬鹿なカーナビのせいで、間違って最短コースとされた酷道や険道に迷い込む人は後を絶たないのである。
自転車ナビがどれほど役に立つのか、使っていないオレにはなんとも言えない。ただ、ナビに頼る前にきちっと地図を読んで頭の中に自分がいる場所をイメージしておくことが最も大切だと思うのである。
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