2011年10月02日(日) |
がんばれ平松市長! |
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オレは橋下知事の教育政策に反対する立場から、最近は平松市長を応援している。大阪市長選挙で橋下さんが負けることをひそかに期待しているのである。生活保護の不正受給をしている奴等や市の外郭団体で利権に群がってる連中などもきっと平松市長を支持していると思うが、彼らが私利私欲で平松市長を支持しているのと違ってオレは大阪の教育の将来をまじめに考えて橋下知事を支持していないのである。だから同じ平松市長応援でも志の高さが違うのである。そこをどうかご理解頂きたい。
さて、日本中の公共交通機関の中で唯一と言えるほど稀有な経常黒字を達成した大阪市営地下鉄、その利益を今後市民にどんどん還元してもらいたいのだがなんと平松市長が12月までの限定で面白い企画を打ち出した。毎日新聞の記事を引用しよう。
大阪市営地下鉄:「初乗り100円」市長発案 知事は批判 2011年10月1日 13時5分 更新:10月1日 15時41分
初乗り運賃200円の大阪市営地下鉄で1日、隣の駅までの乗車なら実質半額にするキャンペーンが始まった。市交通局の外郭団体発行のICカード「OSAKA PiTaPa」(発行枚数約31万枚)利用者のみ対象で、平松邦夫市長が発案。橋下徹・大阪府知事は「選挙目当ての割引だ」と批判し、地下鉄の民営化を主張する。地下鉄運営の在り方は11月27日に想定される知事・市長のダブル選で争点の一つになりそうだ。【小林慎、津久井達】
市営地下鉄は02年度のピーク時に2933億円あった赤字を、昨年度の決算で、全国の公営地下鉄では初めて解消する見込み。それを受け、平松市長が昨夏、1駅100円とするアイデアを披露。「市民に見える形でサービスを充実させたい」と話していた。
市交通局が検討したところ、利用者全員を半額にすると年間60億〜70億円の減収になり、改札機の更新も必要となることが分かった。そのため「OSAKA PiTaPa」の利用者に限り、ポイントで還元する方式での実施を決めた。この方式なら約6000万円の費用ですむという。
しかし、橋下知事は1駅100円を「しょうもない案」と批判する。民営化について「何倍、何十倍も黒字になる。ありとあらゆるサービスが充実する」とメリットを強調。平松市長はこれまで、将来的に民営化することを否定はしていないが、当面は公営企業として黒字の還元を目指す考えを示している。
一方、利用者からは民営化の争点化に期待する声も上がる。OSAKA PiTaPaの利用者で、よく梅田に買い物で訪れるという東大阪市の大学生、上田知佳さん(21)は「1駅だけ乗ることがほとんどないので、あまり恩恵がないかも」と漏らす一方、「(選挙で争点になり)料金が下がるならうれしい」。通勤で市営地下鉄を利用する大阪市住之江区の会社員、山中厚子さん(52)はキャンペーンは知らなかったと言う。「OSAKA PiTaPaを持っていないので残念ですが、利用者に還元するのは良いこと」と話す。
このサービスは12月末まで。「OSAKA PiTaPa」は元々は運賃が1割引きされており、初乗りは180円。期間中はさらに80円分をポイント還元し、実質負担額を100円とする。
利用回数は最大で月15回との制限があるほか、私鉄系のPiTaPaでは、このサービスの適用はない。
地下鉄の初乗り200円ははっきり言って高い。これはたとえばふだん大阪駅を利用している人が、たまにはJRじゃなくて京阪で京都観光しようと思っても梅田から淀屋橋まで一駅乗るだけで200円とられてしまうので、馬鹿馬鹿しくてやっぱり梅田からJRや阪急に乗ってしまうという現象を産み出す。難波から心斎橋までたった一駅だったら歩こうというのが大阪の普通の方の感覚である。地下鉄には動物園前という駅があるが、天王寺から一駅わざわざそのために地下鉄を利用することはなく、天王寺公園を突っ切って歩いて動物園に行くのが普通である。
ところが隣の駅までなら100円ということになれば、これまで「たった一駅だからもったいない!」と思って乗らなかった層にまで需要を喚起することになり、これは必ず増収につながるのである。橋下知事は「しょうもない案」と批判するが、全然しょうもないことはないのである。「安かったら乗る」という層を掘り起こせるからこのプランをオレは全面的に支持するのだ。
残念なのはこの割引が、市交通の外郭団体局発行の「OSAKA PiTaPa」にだけ適用されていて、私鉄系のPitapaを使ってる人には関係ないということである。だから実際にこの恩恵を受ける人の数はそれほど多くないだろう。普通に切符を買う人すべてが対象ならばもっと劇的な効果が上がると思うのだが、さすがにそうなると券売機みんなを入れ替えないといけないので、経費もかかるしできなかったのである。もしかしたら「OSAKA PiTaPa」を買わせて儲けたいという算段かも知れない。平松市長の「選挙対策」と受け止められても仕方のない部分はそこにある。
ただ、大阪市営地下鉄を民営化した方がいいという橋下知事の考えにはオレも賛成である。市民に利益を還元するためには、民営化して株式を上場してその売却益を市に入れることと同時に市民に株主になってもらい、配当金などを受け取ってもらえばいいと思うのだ。退職金などの安定した運用先として大阪市民は争ってその株を買うだろう。大株主には株主優待として「地下鉄全線無料パス」とかをつければいいのである。もしも大阪市営地下鉄が民営化されるならば、ぜひオレをその会社の社長に起用してもらいたいのである。オレは地下鉄を今以上に儲からせるためのアイデアをたくさん持っている。地下鉄を超優良企業にして株価を上昇させればさらに多くの利益を株主に還元できるだろう。
隣の駅まで100円にした結果、どれだけ減収になるのかあるいは増収になるかは12月までのこの実験の終了までわからない。ただ、オレは「増収」を予想する。
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