2011年07月14日(木) |
高速鉄道という入れ物があっても・・・・ |
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北京・上海間の中国版「新幹線」が日本の技術「自主開発!」と堂々とパクる形で開業した。その高速鉄道についてさっそくトラブルが報告されているようである。読売新聞の記事を引用しよう。
中国の高速鉄道、開業2週間で緊急停車3件
【北京=幸内康】中国の2大都市、北京と上海を結ぶ高速鉄道で13日午前、江蘇省の鎮江南駅で車両が緊急停車した。華僑向け通信社「中国新聞社」(電子版)が伝えた。北京―上海線は6月30日に開業したばかりだが、緊急停車は3回目。
最初の緊急停止は今月10日、雷雨と強風により架線が故障したことから起きた。12日の緊急停止は電力供給設備の障害が発生したことによる。
国営新華社通信は13日、同日の停車にはふれず、「(10、12日は)故障発生後、車両は自動停止し、事故を回避して乗客の安全を確保した」と、安全性を強調する中国鉄道省の談話を配信した。
北京―上海線は、当初、2012年に開業する予定だったが、中国共産党創設90周年(7月1日)の前に大幅前倒しされた。そのため、突貫工事や手抜き工事が懸念されている。
(2011年7月13日22時31分 読売新聞)
日本で明治時代に鉄道が開業したとき、駅員の態度は横柄で乗客のマナーは悪く、窓から放尿するものがいたりして大変だったという。およそ現代からは想像もつかない話である。今のように利用者のマナーが向上して快適に利用できているのは長年の教育の成果なのである。
ところが中国ではどうだろうか。いくら高速鉄道という入れ物を整備しても、乗客のマナーが日本に追いつくには100年くらいかかるとオレは思うのである。いや、追いつければいいが、そんな日は永久に来ないかも知れないのである。今回の「緊急停止」はこうして読売新聞で報道されたが、報道されない目を覆うような実態が中国の高速鉄道にはあるのだ。その具体例を紹介しよう。
たとえば日本では車内が「禁煙」であれば乗客はみんなそれを守っている。しかし中国ではそんなことにはおかまいなしである。そして吸殻をそこら中に投げ捨てたり、座席に押し付けて焼け焦げを作ったりするのである。そこは公共の場所であって自分の家ではないわけで、公共の場所を大切に使うという文化の存在しない国で車内環境が荒廃するのは当然である。
備品の持ち去りも多いらしい。トイレットペーパーを持ち去るなんてことは日常茶飯である。しかし、紙がなかったら利用者は困ってしまう。「もしもこの紙を持ち去ったら他の人が困るだろう」なんて発想はない。公共心なんてものが身につくほど教育は成果を上げていないのである。外せるような備品はどんどんなくなってしまうのだ。
2等の切符しかないのに1等車に勝手に乗り込み、他人の指定席であっても平気で勝手に座っている。「ここは私の席です!」と券を示しても簡単には譲ってくれずに逆ギレする。そして座席は汚し放題だ。ごみをきちっと捨てに行かずに通路に投げ捨てるのである。いちいち捨てに行くのが面倒だからそうするわけだが。
中国人はなぜマナーが悪いのか。おそらくそうした大人の行動をずっと見てきたからそれが当たり前だと思うのだろう。報道されていないので推測するしかないのだが、きっと中国では交通事故がかなり多いと思うのである。事故を起こしたドライバーがそのまま逃げることも多いだろう。クルマが普及しても運転マナーがすぐに向上するわけではない。信号を人々がきちっと守るわけでもない。
そうした個人レベルのマナーの悪さはきっとこれからも直りそうもないからどうでもいい。しかし、マナーが悪いのは個人だけではなくて政府も同様なのである。他国の領土である島をいきなり実行支配して「歴史的にも我が国の領土だ」とウソをついたり、人民解放軍の兵士を漁船員に仕立てて日本の巡視艇に体当たりさせたりして平気なのである。政府が堂々とウソの見解を発表できる恥ずかしい国は他にあるとしてもアフリカの独裁国家くらいだろう。それを堂々とやってしまうのが中国政府の傍若無人さである。日本やドイツからの借り物の高速鉄道の技術を、中国は世界で「独自開発!」と主張して特許取得に乗り出すらしい。宿題を出すときに友達のレポートを丸写ししたのに「自分で考えました!」と開き直る馬鹿みたいなものである。
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