2011年05月27日(金) |
AKB48、こんな卑怯なCDの売り方があったのか! |
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音楽業界はCDが売れないことで困っている。youtubeなどにUPされた著作権法違反の音源が大量に存在するからである。それをダウンロードすることでゼニを払わずに音楽を楽しむことが可能だからだ。このままでは音楽業界は衰退する一方である。売り上げというパイが縮小してしまう以上、ゼニを稼ぐことはますます困難になってしまう。若者はCDを買う代わりに携帯電話代やゲーム代にゼニを使うようになった。そんな状況下でどうすればCDを買わせることができるのか。AKB48が打ち出した戦略は「一人に何枚も買わせればいい」ということだったのである。
5月24日、オリコンはAKB48の新曲「Everyday、カチューシャ」が発売初日の24日だけで92万枚以上を売り上げたため、5月24日付けのデイリーチャートで1位になったと発表した。なぜこんなに売れたのか。このCDにはAKB48の第3回選抜総選挙の投票券が付与されるからである。投票に参加したいファンは必ずCDを購入しないといけないのだ。一人で何票も投票するということも複数枚のCDを購入すれば可能になる。そういうわけで大量に購入する人が次々と出現したのである。
あるファンは一人で5500枚を購入したそうである。一人で5500枚も買いたくなるようなCDがかつてあっただろうか。「オレ応援のために2枚買うわ!」なんてことがこれまでにあっただろうか。一枚1600円のCDを5500枚も買えば880万円かかるのである。そこまでゼニを使ってくれる馬鹿、いや尊いファンのお方が出現したことで、AKB48側の戦略は見事に当たったのである。
オレはこのような卑怯なCDの売り方に対して批判する気持ちは全くない。「一人に何枚でも買わせる」という手法を考え出したその戦略に対して「お見事!」と称賛したいくらいの気持ちである。
江戸時代、吉原の遊郭の経営者はあの手この手で客にゼニを使わせた。なぜ盛大にゼニを使わせたのか。ある特定の女にゼニをつぎ込めばつぎ込むほど、その客は長く通い続けてくれたからである。たくさんのゼニを使わせるということが、客をつなぎ止めるもっとも有効な戦略だったのだ。「こんなにたくさんのゼニを使ってるんだ!」という気持ちが高まれば高まるほど、客はその女を大切にして通い続けてくれたのである。おそらく秋元康さんも同様の戦略を考えておられるのだろう。AKB48ファンはゼニをつぎ込めばつぎ込むほどにより深いぬかるみにはまりこんでしまうのである。
かつて「モーニング娘。」のメンバーの名前を全部を覚えることができたミーハーなオレも、さすがにAKB48のメンバーをみんな覚えるなんて不可能だ。せいぜい数人しかわからない。こんなに大勢居るのだからよく探せばその中には自分の好みのタイプの美少女がいるのかも知れないが、面倒くさいので探す気はないし、CDを買う予定ももちろんない。ただ、オレが日々教室で教えている男子高校生の中にはお小遣いのほとんどをAKB48に巻き上げられてしまっている哀れな者たちもいる。
非モテ男子たちから搾取するという形で成立したAKB48のこのビジネスモデルは今後はどんなふうに進化していくのだろうか。オレはただ呆れるばかりなのだ。いやはや、その見事なアイデアに脱帽である。
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