2011年04月26日(火) |
洋上風力発電の可能性はあるのか? |
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もう原発は増設できない。またCO2排出量を削減しないといけないので火力発電をどんどん拡大するわけにもいかない。すると何をエネルギー源にすればいいのか。クリーンエネルギーとして風力発電が期待されたが、低周波の騒音被害が発生することで問題視されている。人口密集の日本国内では風力発電機からそれほど離れていないところに人が居住している場合もあり、健康被害も出ている。それなら立地を地上ではなくて洋上に求めればどうだろうか? それも沖合に風車を浮かべるような形で、浮体式の風力発電機を設置するのだ。
ただ、浮かんでいて固定できないということになると、どんどん流れていってしまうかも知れない。どんどん遠くへ流れてしまうならば、発電した電気を送電線で本土に送るときにどうやって送るのかという問題が発生することになる。
ただ、流されても帰ってこれるように自力で移動可能な浮体構造にすればどうだろうか。速度を上げる必要はないわけで、ゆっくりでも動くことが可能ならば設置も楽なのである。もっともタグボートで曳航してくれば済むのだが。
日本は周囲を全て海に囲まれている。だから洋上風力発電機の設置場所はいくらでもある。またこれが「浮体構造」ということになれば、かつて繁栄した造船業の技術を転用できるはずだ。
風力発電の効率を今よりも上げることはできないのだろうか。現在の発電能力はもう限界なんだろうか。限られた資源を有効に活用するためにはより高性能な発電機を開発する必要がある。海上ならば陸上設置よりももっと巨大な羽根の風車を設置できるはずだ。しかも設置場所の土地をわざわざ買収する必要もない。公海上に浮かべればいいのである。
洋上風力発電機は移動可能だから輸出もできるはずである。パナソニックが開発したらどうだろうか。東芝が原発に代わる商品として開発すればどうだろうか。
簡単に移動可能で大出力の洋上風力発電機が完成すれば、それを海上移動させることで必要な地域にいちばん近くから電気を送ることができるのではないか。海の上に設置すれば今問題となっている低周波のことも解決するだろう。そうして考えると、かなり有望なものであると思えるのである。
もはや日本の自治体の中で、新規に原発を受け入れるところはもうなくなるだろう。日本のような地震国では想定外の地震の可能性を否定できない。そのときに「人類滅亡」となってしまっては困るのである。風力発電ならば事故が起きても人類滅亡なんてことになるわけがない。造船の技術を活かして・・・ということなら三菱重工あたりが研究しそうな気もするのだが。
3倍の発電力を持つ風レンズ風車(CHARADEさん情報ありがとうございました。)
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