2011年02月12日(土) |
参議院を廃止して貴族院を復活させよ! |
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参議院というのはそもそもなんのためにあるのだろうか。衆議院と参議院で同一の勢力が過半数を取っていれば、法案をすべてスルーしてチェック機能が働かない。かといって違った勢力がそれぞれ多数ならば今度はねじれ国会になって運営が大変である。そういうわけでとても厄介なのである。
戦前の帝国議会には「貴族院」というのがあった。これは選挙されずに選ばれるものであり、学者や華族階級の方とかが選ばれる名誉ある地位だったのである。それが戦後GHQの命令で廃止されて、代わりに設置されたのが国民に選挙されて選ばれる参議院だったわけだ。しかし、今の参議院の存在価値はほとんどなく、ただの国費の無駄遣いになっている。
一票の不均衡を解消するために鳥取と島根を合区するなどの案が出ているが、参議院そのものを廃止するという案がどうして出ないかというと、政治家は自分たちがリストラされたくないからである。政治家の考えてることと言うのはやはり国会議員という特権的身分にしがみついて、税金をフトコロに入れて浪費したいのである。政務調査費で支援者たちとキャバクラに行っていろいろと調査したいことがあるのである。そうした身分でいられる者が一人でも多ければ多いほど自分がそのメンバーになれる可能性も高い。そういうわけで議員定数削減なんてできっこないのだ。日本が今のような衆愚政治に陥ったのはそういう既得権益にしがみつくことしか考えていない連中が政治を動かしているからである。
ここでオレが提案したいのは、選挙とは無関係に選ばれる議員によって構成された「貴族院」の復活である。もっとも「貴族院」という名称は時代にそぐわないから変えた方がいいだろう。しかしコンセプトはそのままでいい。真のチェック機関として機能し、公開の場で衆議院から提出された法案を審議し、場合によっては廃案にする権限も与えるのである。
貴族院議員は無給にし、その代わりいくつかの特権を付与すればいい。たとえば相続税に減免措置があるとかなら金持ちは飛びつくだろう。今の日本にとって大切な存在と誰もが認めるメンバーで構成すればいいのである。ソフトバンクの孫正義、日産自動車のカルロス・ゴーンCEOみたいな外人を入れてもいい。ファーストリテイリングの柳井社長、京セラの稲盛会長などに就任を依頼すればいいのである。30人ほどのメンバーを選んで、そこで日本の将来の戦略を考えてもらうのだ。日本の政治は3流だが大企業のトップにはすぐれた人材が豊富である。そうした人たちを活用すればいいのである。
もちろん、そういう方々は本当に忙しい。その貴重な時間を割いて集まってもらうわけである。しかも無給だ。しかし、私利私欲を捨てて日本という国家のために何ができるかを憂慮する国士だけでメンバーを構成しないと意味がないのである。
貴族院議員になれるということは日本国民に対して最高の栄誉であり、どこに出かけても常にVIPとしてもてなされるということを周知徹底させ、メンバーの入れ替えはメンバー間の推薦のみとする。もちろん発足時のメンバーを選ぶのは難航するかも知れないが、一度スタートすればあとは欠員補充でなんとかなるだろう。
その貴族院議員に財界人だけではなくて、オレのような暴言コラムニストも招いてもらえるならばこれ以上に嬉しいことはないのである。すべての日本国民のあこがれ、そして究極の目標が貴族院議員になるというのが実現すればどれほどすばらしいだろうか。おっとその前にこの「貴族院」という名称をなんとかしないといけないなあ。しかしなかなか思いつかないぜ。
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