2011年02月06日(日) |
地下鉄でもメールが打てるのだ! |
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電車で出かけたとき、天王寺から大阪駅までの移動時にオレはいつもJR大阪環状線を使っていた。運賃が安いということもあるが、何よりも大きかった理由は移動中にメールが打てることである。降りてからの目的地や移動時間を考えれば明らかに地下鉄の方が有利なときさえも「途中でメールが入るかも知れない」という理由からオレは地上を走行するJR大阪環状線を選択していたのである。もしも「約束の時間を変更してくれ」という連絡があってもすぐに対応できるからだ。
もちろん地下鉄でも駅ではメール受信が可能である。わずかな停車時間の間にすばやくメールの送受信を済ませればいいわけだ。しかし一刻も早くメールを送りたいときはその待ち時間がまどろっこしいのであった。
ところが、大阪でも地下鉄の走行中のメール問題が解決しそうである。毎日新聞の記事を引用しよう。
<大阪市営地下鉄>走行中のメール可能に…孫氏と市長会談
毎日新聞 2月5日(土)22時45分配信
大阪市の平松邦夫市長は5日、携帯電話会社ソフトバンクモバイルの孫正義社長と市役所で会談し、市営地下鉄の車両内で走行中にも携帯電話のメールなどの送受信が可能となるよう、来年度中に全路線でアンテナ設置を目指す方向で一致した。費用は、NTTドコモやKDDIなど17社で構成する移動通信基盤整備協会が負担。市は夜間の保守作業とのスケジュール調整などを通じ、工事のスピード化に協力する。
市営地下鉄では現在、駅のホームなどで電波が送受信できるが、トンネルの中は不可能。このため、孫社長が先月、簡易投稿サイト「ツイッター」に「平松市長、地下鉄のアンテナ工事を許可お願いします」とつぶやき、会談を持ちかけたところ、平松市長もツイッターで応じたことから実現した。
会談で孫社長は、出勤途中にメールの送受信が可能になり「ビジネスマンの生産性が上がる」とメリットを強調。同席した市交通局幹部は「ハードスケジュールになるが、前向きに検討したい」と応じ、平松市長も「方向性は確認できた」と答えた。
孫社長は先月にも東京都の猪瀬直樹副知事と面談。都営地下鉄でも年内にアンテナを設置する方向で一致している。【小林慎】
ソフトバンクが実施すれば他の携帯各社も追随するしかない。そういうわけで一気に便利になるのは確実である。
ただ、男たちにはどうしても妻に居場所を知られたくない時もある。自分の居場所を教えたくない時があるのだ。そういう秘密の時間を持っているのが男たちなのである。妻から携帯で呼び出しがあっても出たくないのである。メールが届いてもすぐに返信したくないのである。その言い訳が「ごめん、地下鉄乗っていたから」なのである。やましい行動を取りながらもこの言い訳で妻の追求を乗り切って来た男たちは無数にいるはずだ。ところがその言い訳はもう使えなくなるのだ。これは世間の卑怯な男たちにとって大きな損失なのである。そのあたり、孫正義や平松市長はわからなかったのだろうか。彼らはそんな卑怯な言い訳を必要とする局面に立たされたことはないのだろうか。
妻からの電話に出られないその時間、男たちは携帯電話の電源を切って実はパチンコをしているのかも知れない。あるいはラブホテルの一室で女性と密会しているのかも知れない。そんな時に無粋な電話など掛かってきて欲しくない。だから男たちは携帯の電源を切るのである。電話を掛けてきた相手方には「圏外にいる」ということしか伝わらないのだ。大都市のど真ん中で圏外の場所と言えばそこは走行中の地下鉄しかない。そういうわけでこの言い訳はとっても便利だったのである。
「便利になる」と喜ぶ人がいる一方で、不便になる人も確実に存在する。物事は常に両方の見方が存在するのである。もっとも地下鉄走行中メール受信可能というこの大きな便利さに比べれば、男たちの卑怯な言い訳なんてものは実にちっぽけなどうでもいい問題なのだろう。そういうわけで卑怯な男たちはまた別の言い訳を考えないといけなくなったのである。実に悲しいことである。
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