2011年01月12日(水) |
謎のめまいがオレを襲うのだ |
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そいつは突然オレの平穏をかき乱した。横になってうたた寝しているときに突然やってきたのだ。オレは最初「あれ、地震かな?」と思った。しかし、揺れていたのはオレの頭の中だけだったのである。ぐるぐる回った後で頭の中がフラフラする、そんな感覚に突如襲われたのである。
「これは絶対変だ!」
オレは自分の肉体に起きたこの変調を恐れた。もしかしたら重大な病気かも知れない。オレは試しに片足立ちしてみた。するとフラフラしてちゃんと立てないのだ。もしかしたら平衡感覚が麻痺してしまったのじゃないだろうか。今もしも平均台の上を歩けと言われたら絶対に転落するよなと思いつつ、オレは片足立ちをあきらめたのである。
平衡感覚の異常ということは、小脳や脳幹に出血したりしている可能性がある。一晩寝たら治っているだろうと思いながら眠ったのだが、オレは「ちゃんと朝目覚めるのだろうか・・・」という不安を隠せなかったのだ。
翌日は休日だったが、学校に仕事を持ち込んで机に向かっていた。しかしどうもそのめまいが気になって、ついにオレは医師をしている友人にメールを送ってみた。すると彼はたまたま当直をしていて、その病院でMRIを撮ってもらうことになった。クルマで40分ほどかけてその病院に移動した。休日と言うことで病院は閑散としていて、オレは急患扱いで診てもらったのである。MRIを撮るのは久しぶりだったが、やかましいものだということをすっかり忘れていた。その騒音の中に30分くらいいたのである。
撮影した写真を見せてもらったが、特に異常はないという説明を受けた。ただ、こういう検査は定期的に受けておくべきだなとオレは改めて思ったのである。頭は商売道具だけに大切にしないといけない。
検査の結果が異常なしということで、オレはとりあえずこのめまいが即座に生命に関わるような危険なモノではないと知って安堵したのだが、それでも100%安心しているわけではない。相変わらず片足で立つとふらつく。靴下をはくときに片足立ちの状態になるが、そのときにちょっとよろよろするのである。どうも勝手が違うのだ。
ただ、「めまい」っていったいどんな症状だろう。そもそもオレの感じているのを本当に「めまい」と呼んでもいいのだろうか。本物のめまいに日々苦しむ人から見れば「おまえなんか日常生活も支障ないし、クルマの運転もできてるじゃないか!どこがめまいなんだ。どうせただの寝不足なんだろ」と言われそうである。
決してオレは「健康体」とは呼べない。一年間に二度も十二指腸潰瘍で入院したり、全身のかゆみに悩まされて薬が欠かせないわけで、そんなことに比べればこの「めまい」なんてたいしたことではないのだろう。しかし、それまでに起きなかった症状だけにどうも気になるのである。
そういうわけで、オレはこの謎のめまいのことを気にしつつ新学期を迎えたのである。もうすぐ入学試験である。早くこのめまいを解消しないといけない。職員室の机の上には生徒が提出した冬休みの宿題が山積みされている。その山を居ているとめまいしそうである。おっと、これは実際の症状ではなくて比喩表現である。念のために付け加えておく。
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