2011年01月03日(月) |
今年も繰り返される餅の悲劇 |
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オレは毎年お正月になると餅の悲劇を訴えている。2009年01月02日(金) 「もちはこんにゃくゼリーの100倍危険である」で理不尽なこんにゃくゼリー攻撃を批判したわけだが、その後も餅による死者は後を絶たなかった。今年の正月も早くも全国各地で犠牲者が出ているのだ。どうしてこんなに危険な食品を野放しにしているのか。マンナンライフのこんにゃくゼリーを規制した理由は、野田聖子が地元業者のこんにゃくゼリーが売れるように便宜を図ったからだという説があるが、本当に規制すべき食品は実は餅であることにどうして気づかないのか。餅による事故を報道する記事を産経新聞から3本引用しよう。
餅詰まらせ都内で6人死亡、24人搬送 ほとんど60代以上 2011.1.2 22:40
東京都内で1日から2日にかけ、餅を喉に詰まらせて24人が病院に搬送され、うち70〜95歳の男女6人が死亡したことが2日、東京消防庁のまとめで分かった。
東京消防庁によると、6人は自宅で雑煮などを食べた際、喉に詰まらせ意識を失った。搬送されたのはほとんどが60代以上。「小さく切って食べ、慌てずによくかんでほしい。お年寄りや子どもがいる家では家族がそばにいて」と注意を呼び掛けている。
和歌山でも…雑煮の餅詰まらせ57歳男性死亡2011.1.1 18:47
1日午前11時35分ごろ、和歌山市紀三井寺の男性(57)宅で、「男性がもちをのどに詰まらせた」と家族から119番通報があった。救急隊員が駆けつけると、男性はすでに心肺停止状態でまもなく死亡が確認された。
和歌山西署によると、男性は家族ともちの入った雑煮を食べていたという。
雑煮の餅を詰まらせ81歳男性死亡 埼玉・春日部市 2011.1.1 17:18
1日午前9時40分ごろ、埼玉県春日部市大枝、無職、谷口茂さん(81)が自宅で食事中に餅を喉に詰まらせ、妻(68)が119番した。駆け付けた救急隊員が餅を取り出して病院に運んだが、死亡が確認された。
春日部署によると、谷口さんは妻と長女(48)夫婦の4人で雑煮を食べていた。四つ目の餅を食べていて、喉に詰まらせた。
このように餅をのどに詰まらせて死亡するという事故が全国各地で相次いでいるのだ。これはもう食品テロと呼ぶしかないのである。もしも同様の事故がアメリカで発生すればどうなるだろうか。何しろアメリカはマクドナルドのコーヒーが熱すぎて火傷をしたからと数億円の賠償を請求される国である。日本から「サトウの切り餅」なんかが輸出されてそれを食べた高齢者がのどに詰まらせて死亡すればどれだけ高額の賠償を請求されるかわからない。もしも海外にこの危険な食品が輸出されているのならば今すぐに輸出を差し止めるべきだ。
どうしてもこの「餅」という危険な食品を販売したいのならば、商品のパッケージに大きく「食べ方を間違えると死にます!」と明記すべきだろう。その危険を常に意識して慎重に食べないといけないのである。
オレは餅が好きだ。しかし、命がけで食いたいとは思わないし、それによって多くの人が犠牲になっているという現状を考えたとき、危険食品として政府が餅を食べることを禁止したとしても「やむを得ない」と思っている。その時は潔く餅を食べることはあきらめるつもりだ。自分の「餅を食いたい」という単純な嗜好よりもやはり公共の福祉は優先されるべきである。だからもしも政府が「餅を食べることを禁止する」という通達を出せば黙ってそれに従おうと思っている。
どうすればこのような餅の悲劇を無くせるのだろうか。餅を食べるという習慣が日本人の生活と深く結びついている以上、このような悲劇はもしかしたら日本人の一つの宿命かも知れない。毎年多くの犠牲者が出るということはもはや逃れられない運命であり、我々日本人はその運命を甘受することしかできないのかも知れない。
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