2010年12月21日(火) |
ゲロはホームに吐きましょう |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
本日の日記は気分の悪くなる可能性がありますので、どうか食事中に読まないで下さい。
忘年会の季節である。忘年会とクリスマス会とをはしごして飲みまくる人もいるだろう。飲みすぎれば当然の事ながら気分が悪くなって吐いてしまう人もいる。さて、今日の日記はそれがテーマである。
ゲロを吐きたくなればどうすればいいのか。そのときに十分に行動の自由があればトイレに行って便器の中に吐くというのが一般的である。ゲロもウンコも基本的に同じ程度の汚さであり、それによって誰かに迷惑をかけることもない。多くの人がそのようにしているだろう。しかし、妖怪ゲロゲロは突然やってくる。とてもトイレまで行く余裕がないことさえあるのだ。泥酔しているとき、突如その衝動は襲ってくるのである。そして胃液は噴水のように吹き上げるのだ。ところかまわずゲロは噴出する。周囲の人の衣服を汚してしまうことも多いのである。
飲みに行ってその帰り道、駅のホームで突如妖怪ゲロゲロがやってきた場合、トイレまでは遠いことが多い。その場合普通はやむなくホームに吐く。そのような酔っぱらいの方々が多いことは、深夜の駅のホームによく吐瀉物が存在することからもわかる。困るのは電車の中で吐く人がいることである。さすがにあの臭気が電車の中に籠もると閉口する。飲んでいない人まで吐きそうになる。ちなみにこれを「もらいゲロ」という。密閉された船内などでこの「もらいゲロ」現象が発生すると、そこは阿鼻叫喚の地獄図と化す。あまり居たくない場所である。
なぜオレが「ホームに吐く」ことを勧めるのか。それはホームの方が掃除しやすいからだ。それなのに「線路に吐こう」とする方が居る。線路は汚物入れでもゴミ箱でもないのである。電車の通過する線路に吐かれた吐瀉物は掃除するのが困難である。そのまま風化するにまかせるしかない。乾いた吐瀉物はそのまま空気中に飛び散って、誰かの目や口の中に入る。迷惑なことこの上ないのである。だからホームに吐くべきだ。
日本の立派な駅員さんは、そんな吐瀉物もたちどころに片づけてしまう優秀な人たちである。だからこそオレはホームに吐くことを勧めるのだ。
線路に吐こうとすればこんな悲劇が待っているのだ。読売新聞から引用しよう。
線路に吐こうとして?列車と接触、男性死亡
19日午後10時頃、川崎市幸区鹿島田のJR横須賀線新川崎駅上りホームで、若い男性が、駅を通過中の湘南新宿ライン・平塚発高崎行き普通電車(15両編成)に接触し、頭を強く打って死亡した。
神奈川県警幸署幹部によると、事故当時、男性は一人で線路側に頭を突き出して嘔吐(おうと)する姿が目撃されている。同署が男性の身元の確認を進めている。
この事故で、同線の上下線が約45分運転を見合わせ、約9600人に影響した。
(2010年12月20日00時47分 読売新聞)
なんと悲惨な死であろうか。オレはこの悲劇の発生原因が、ゲロを吐く場所の優先順位の誤りだと思うのである。優先順位は トイレ > ホーム > 線路 なのであり決して トイレ > 線路 > ホーム ではないのだ。そして線路というのはどちらかというと「決して吐いてはならない場所」なのである。掃除しにくいことこの上ないからだ。
今回の犠牲者の方が「トイレに行く余裕がなかったらゲロはホームに吐く」という原則を理解していたならば死ぬことはなかった。そしてダイヤが乱れて多くの方に迷惑を掛けることもなかったのである。ホームにゲロを吐かれても列車の運行ダイヤには何の影響もないのだ。
今後このような悲劇を起こさないように「線路にゲロを吐くな!」という表示を鉄道各社は徹底すべきである。ゲロマナーの勘違いのために若い命を落とすこととなった今回の事故の犠牲者の冥福を祈りたい。ホームにゲロを吐かれてもちっとも迷惑じゃない。それは日常茶飯事だし、実はオレも若い頃にそんな不始末をしでかしたことは何度もある。もう過去の罪だから許してやって欲しい。
おおげろ(←直径1mのゲロを吐いた方の体験談)
←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館