2010年11月25日(木) |
オレの大根おろしを食うな! |
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家族が食い物を巡って争うのはいつの時代にもよくあることである。冷蔵庫のプリンを食ったとか食わないとかでケンカになるのもよくあることだ。オレは自分が食べるために買ってきたプリンやヨーグルトやコーヒーゼリーなどを家の冷蔵庫に入れているのだが、よく妻や子どもに勝手に食われている。そんなときに「これはオレが買ったのだ!勝手に食うな」と所有権を主張するのは見苦しいことである。(ときどき主張しているが・・・)誰かが食べてくれればいいという気持ちで多めに買っておいて、自分にもあたるようにするというのがおやつの理想である。オレのような寛大な男は自分のプリンを食われても気にしないのである。
しかし、世の中には自分のプリンを絶対に譲らないような男もいる。食い意地の張った奴等ということだ。それが引き金になって殺し合いにでもなればもはや異常である。しかしこの世間には、たかが大根おろしを食われたくらいで娘を殺そうとする過激な父親もいるのである。よほど人には食わせたくないほどのいい大根だったのだろうか。読売新聞の記事を引用しよう。
「大根おろし勝手に食べた」父が包丁振り回す
「冷蔵庫の中にあった大根おろしを娘が勝手に食べた」と立腹し、長女を包丁で殺害しようとしたとして、兵庫県警網干署は22日、姫路市網干区浜田、無職粟田冨男容疑者(82)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
粟田容疑者は「包丁は脅かすために振り回した」と容疑を否認しているという。
発表によると、粟田容疑者は22日午前10時40分頃、自宅で包丁(刃渡り42センチ)を振り回し、無職長女(55)を殺害しようとした疑い。長女も近くにあったつえ(長さ約1メートル)を振り回して逃げたため、けがはなかった。粟田容疑者の妻(78)が110番し、署員が粟田容疑者を取り押さえた。
(2010年11月23日08時50分 読売新聞)
82歳にもなって家族に向かって刃物を振り回すというとんでもない男である。しかし今回の事件の動機の「脆弱さ」を思えば、あれこれと推測してしまうのだ。この82歳の男はどんな日常を送っていたのだろうかと。
今回は42センチの包丁を振り回す父親と、長さ1mの杖でそれに挑む娘との戦いだったのだが、こういう中途半端なボケは一番困るのである。こんな長い包丁を振り回すということは明らかに「殺意」があったとしか思えないわけだし、杖で応戦する方も命がけだっただろう。
今回の事件、ケガ人がなかったのが不幸中の幸いである。こんなつまらないことで殺されたら死に損なのである。すぐに現場に駆けつけた警官のおかげだろう。
82歳父親が「認知症」ということであれば「心神耗弱」ということでかなり刑が軽くなるか、実質お咎め無しということも考えられる。しかし、ただ単に判断力が低下していただけということならば、実刑ということもあるかも知れない。
老人を虐待する子がいるかと思えば、こうして娘に包丁を向けるジジイもいる。世間には多くの高齢者同居世帯があって、そこではかなりの老人虐待が行われているらしい。老人=弱者とも言えないわけで、なかには暴君のように君臨して家族を支配して虐待してる老人もいるかも知れない。家族の中のことは家族にしかわからないのである。
大根おろしごときで大暴れするこの父親、記事になっていないどんな理由が存在するのだろうかと週刊誌の記事が気になってしまうのである。
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