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2010年11月19日(金) 折りたたみ小径自転車はオモチャである        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 主に通販などで売られている折りたたみ小径自転車の中には、車輪が極端に小さいものがある。そういう自転車は乗り心地にかなり問題があるだろうとオレは思っていたが、なんと強度不足で危険であるという調査結果が出た。走行中にフレームが破損したりしたら下手をすると大けがをすることになる。そんなものが販売されているのなら危険だ。朝日新聞の記事を引用しよう。

折りたたみ小径自転車、強度不足 国民生活センター 2010年11月18日22時0分
 直径15〜20センチの小さな車輪が特徴の折りたたみ自転車は、フレームなどが強度不足で品質に問題がある――。国民生活センターは18日、そんなテスト結果を公表した。段差を乗り上げる際に破損するケースが多く、販売業者に対し、強度を高めるよう製品の改善を求めている。
 センターは、インターネットで5銘柄を購入。大人の運転者を想定した65キロのダミー人形を乗せ、人が押しながら時速約15キロで走らせ、4センチの段差を上る実験を各銘柄3台ずつ試みた。その結果、5銘柄の計15台すべてで、前輪とハンドルをつなぐパイプなどが折れたり、変形したりした。パイプにはアルミ合金や樹脂が使われていた。
 また、2銘柄は購入した段階で、ブレーキのワイヤがとれていたり、ハンドルが曲がって取り付けられていたりしたほか、走行中にチェーンが切れたものもあり、品質に問題がみられた。
 このタイプの自転車は玩具としても販売されている。製造、販売業者は自転車産業振興協会などの業界団体に入っていないため、全体の流通量は把握できないという。
 全国の消費生活センターには、「段差で転んで顔の骨を折った」など、同タイプの折りたたみ自転車の相談が、2005年度以降12件寄せられている。利用者に対してセンターは「製品の強度が不足しており、段差やでこぼこ道での使用は避けてほしい」と呼びかけている。


 これらの自転車を製造、販売してる業者は業界団体に加盟していないということである。そのあたりがどうもうさんくさいのである。65キロのダミー人形を乗せて行った走行実験自体には何も問題はない。通常の使用はもっとハードなものだろう。時速15キロで4センチの段差を超えるというこの実験では、15台すべてで前輪とハンドルをつなぐパイプが破損や変形したという。買った自転車がいきなり壊れてしまったのだ。そんなちゃちなものが公道を走行できるのか。

 こちらは毎日の記事である。朝日の記事にあった15〜20センチというのは、毎日の記事では車輪径が6〜8インチと書かれている。大きめのお煎餅くらいの大きさなのである。

小径自転車:段差4センチで転倒
 車輪径が6〜8インチ(約15〜20センチ)の折りたたみ型自転車(小径車)について、国民生活センターは18日、「構造上4センチの段差を越えるのは難しい」と注意を呼びかけた。販売元は段差のある場所での使用を禁じているが、センターは「道路には段差があり避けるのは困難」とタイヤを大きくするなどの改善を要望した。5月に小径車で走行中の男性が段差で倒れ、顔面骨折したため、同じ形状の5製品を調べた。時速10〜15キロで4センチの段差を上ると、すべて前方に激しく転倒した。4製品は、車体の一部が走行不可能なほど破損した。
 ある販売元は「段差を乗り降りしないよう呼びかけてきた。一層の注意喚起をしたい」と話した。


走行中に破損して乗員が地面や道路に投げ出された場合、クルマにはねられる可能性も高い。また付近を通行中の歩行者にケガをさせてしまうなどの危険もある。そういう可能性は決して放置できないものである。絶対に阻止しなければならないだろう。

 安全基準に適合するだけの強度を満たしてない小径自転車は公道を走行させてはならないとオレは思うのだ。それは乗員の安全を守るだけではなく、その自転車を巻き込んで不幸な事故を起こしてしまう可能性があるすべての車両も守ることになる。

 オモチャでさえも子どもをケガさせてしまうようなものは製造者責任を問われるのである。この危険な自転車を製造している外国の企業や輸入業者は、発生した事故に関して賠償の責任があるはずだ。こうして報道されればすぐに輸入業者は撤退するだろう。中にはさっさと会社をたたんで逃げてしまった連中もいるかも知れない。今からでも遅くはない。この「とても自転車とは呼べないシロモノ」に関して起きた事故を調査して業者に賠償させるべきだ。自転車が好きなオレだからこそ、そういう危険なものを断じて放置できないのである。


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