2010年11月13日(土) |
こら、どこが高速道路やねん! |
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高速道路とは「高速」で「走行可能」な道路のことである。車の性能が上昇した今、時速60キロを「高速」だなんて誰も思わないだろう。しかし、世間には制限速度が時速60キロというあり得ないような低速の「高速道路」が存在するのだ。それが阪神高速である。もしもそこでオレが制限速度を守って走ろうとすれば、周囲のクルマからブーイングの嵐を食らうだろう。やむなくオレは速度を上げて流れに乗るわけだ。しかし頭上には怪しげな機械が待ちかまえていて、善良なドライバーを撮影してはゼニをむしり取るのである。なんと理不尽なことだろうか。
その「高速道路とは呼べない高速道路」の代表例である阪神拘束道路じゃなかった阪神高速道路が、一部区間で制限速度の見直しをして少し制限を緩和するという方針を打ち出した。オレはその記事を少し期待して読んだのである。毎日新聞の記事を引用しよう。
制限速度:阪神高速の一部など、引き上げ
兵庫県警は29日から、阪神高速北神戸線(総延長35・6キロ)と六甲北有料道路(同9・6キロ)の規制(制限)速度を、一部で現状の時速60キロから10〜20キロ引き上げると11日発表した。警察庁が8月、高速道路と自動車専用道路の速度規制の基準を42年ぶりに見直したことを受け、全国に先駆けて実施する。
北神戸線では、伊川谷ジャンクション(JCT)−西宮山口南インターチェンジ(IC)間29・6キロと、有馬口JCT−柳谷ランプウエー(RW)間3・3キロが対象。布施畑西IC−箕谷IC(10キロ)を時速80キロ、残りを同70キロとする。六甲北有料道は、柳谷RW−神戸北IC(4・8キロ)を時速70キロにする。引き上げは順次行い、12月2日までに完了する。
最高速度引き上げといっても微々たるものなのだが、それでも「スピード=悪」と未だに考えている人が多いことを思えば英断といえるだろう。もっとこれを拡大して、日本にも制限速度200キロとかの超高速道路を建設してもらいたいのである。速度制限がほとんどないに等しいそうした道路があれば、多少料金が高くてもオレは走るだろう。
オレが何度か走ったことがある京都・大阪間の「第二京阪」も、3車線の道路幅でゆったりしている。そんなにきついカーブもないこの道を制限速度150キロとかいう付加価値を付ければ、現在名神高速を走っているクルマのうちのかなりの部分が流れてくるだろう。
ただ、それによって交通事故に遭遇してもそれは自己責任というものである。運転の下手くそなやつはどこにでもいる。オレは走っていてそういうドライバーを見つけると決して隣を走らせることはないのである、
オレは第二東名高速道路の建設に基本的には反対の立場である。しかし、その第二東名が制限速度150キロくらいになって、低速車走行禁止などの高規格道路になるのならば建設に賛成してやってもいいと思ってる。その結果料金が倍でもいい。ゼニで時間が買えるということに価値を見いだす方もいるだろうし、東名高速渋滞時にゼニを払って渋滞を逃れるのもいい。混雑時にグリーン車で座るのと同じ論理である。
阪神高速が本来の輝きを取り戻し、きちっと高速道路として利用される姿をオレは期待している。それこそが正しい道路のあり方である。今のままではただの細長い駐車場にしか見えないのである。
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