江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ クリック募金にご協力お願いします。

日記目次(検索可能)前日翌日 エンピツ投票ランキング  江草乗の写真日記  ブログ  お勧めLINKS  

ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。

2010年10月21日(木) スーパー銭湯で2ヶ月暮らした男        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

どうかお読みになる前に投票ありがとうございます。←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m 


 24時間営業の店っていったいいつ掃除をしてるのだろうか?

 というのがオレの素朴な疑問である。24時間といえばコンビニだが、最近は中規模のスーパーで24時間営業のところもある。他にも24時間営業の業種は次々と出現していたのだが、まさかスーパー銭湯に24時間営業があったとはと驚いているのである。いったい浴槽の清掃はいつ行うのか。せめて週に一度は大掃除のための休みが必要じゃないかと。もっともスーパー銭湯は営業中でも大浴場だけは清掃中でその間は寝て待ってるという仕組みなのかも知れないが。確か大阪のスパワールドは毎日清掃の時間が1時間あったはずだ。最近はマナーを知らない若者や外国人、放任のクソガキが増えて、風呂の中での大小便もあって無惨なことになってると聞く。ウ○コの浮かんだ湯に入れるわけがないじゃないか。清掃する側も大変だろう。お湯もかなり汚れているはずである。

 その24時間営業の盲点をついて、そのまま居続けた男が居たのである。スポーツ報知から引用しよう。

スーパー銭湯に2か月住んだ男を逮捕 休館日にあきらめ“出頭”
 兵庫県尼崎市内の24時間営業のスーパー銭湯に、約2か月間もお金を払わずに居続けた無職の男(57)が18日、兵庫県警尼崎東署に詐欺の疑いで逮捕された。男は、8月25日から10月17日まで一度も外出せず、館内で暮らしていたが、半年に1度の休館日のこの日、ついに観念してフロントに“自首”した。取り調べに対し男は「お金がなく、行くところがなかった」と供述しているという。
 24時間営業の盲点をついた巧妙な“無賃居候”だった。逮捕されたのは住所不定、無職の横内長次容疑者。尼崎東署とスーパー銭湯によると、横内容疑者が入店したのは8月24日。同店は館内の飲食代と入場料を併せて退出時に精算する仕組みで、横内容疑者は翌25日の朝にいったん、深夜割り増し分を含む料金を支払った後、滞在更新を申し出た。
 ところが、26日の精算には現れずそのまま館内に雲隠れ。横内容疑者の顔をはっきり覚えている従業員がおらず、24時間営業で客がひっきりなしに入店するため、2階建ての広い館内での捜索は「難航」を極めた。
 店側は3日後、館内放送で呼びかけ、さらに、ロッカーの扉にフロントに来るようにとの紙を張ったが、なしのつぶて。店側は「もう逃げたのでは」と9月10日にロッカーの鍵を交換したが、ロッカー内には横内容疑者のものと思われる私服と小さなバッグが残されていたため、そのまま施錠して様子をうかがっていた。
 館内着から自分の服に着替えができず、身動きできない横内容疑者と捜しあぐねていた店側の“鬼ごっこ”にピリオドが打たれたのは、今月18日に日付が変わった瞬間。店は年中無休をうたい文句にしているが、消防法で半年に1度の点検が義務づけられており、実施日がこの日からだった。
 店の玄関には20日まで臨時休業の告知が張り出されたが、約2か月間、館内から一歩も出ていない横内容疑者は知るよしもなし。18日午前0時、ほかの客が一人もいなくなり、横内容疑者はついにあきらめ、フロントに“自首”。110番は午前0時10分だった。
 横内容疑者は「お金がなく、行くところもなかった」と容疑を認めている。2か月間、持っていた現金をもとに自動販売機のカップラーメンなどで食いつなぎ、逮捕時の所持金は約4000円。踏み倒した料金は15万8000円だった。横内容疑者は3〜4年前に家賃滞納のため、兵庫県丹波市から逃げ、古紙回収の仕事をしながら京阪神を転々としていたという。
 店側は「こんなことは初めて。営業システムの問題もあり、捜しきれない」と渋い顔だった。
 ◆過去にあった主な居座り事件
▼漫画喫茶に34日間 06年3月10日から4月12日未明まで、代金を払う気もないのに岐阜市内の漫画喫茶で寝泊まりを続けた男(当時37歳)が逮捕。常連客だったため、店側も信用していた。所持金は20円だった。
▼ネットカフェで年越し 08年12月31日から、高松市内のネットカフェに23日間滞在して代金約12万円を支払わなかった男(当時40歳)を逮捕。所持金は百数十円。無料のコーンスープなどで空腹をしのぎ、店員の料金請求には寝たふりなどでごまかした。
▼焼き肉店で12時間 今年5月21日午後2時20分から22日午前2時半頃まで、埼玉県行田市内の焼き肉店で代金約1万3000円を無銭飲食した男(当時40歳)を逮捕。マッコリ、生ビール、ユッケなど23点を注文。


 もしもこの半年ごとの定期点検がなかったとしたら、潜伏はもっと長期間になったのだろうか。所持金が底をついたら他の利用客からゼニを盗んでいたのかも知れない。オレが不思議に思ったのは、店側がこの居座り男の顔を知らなかったということである。そんなにこのスーパー銭湯は広いのか。同じ男がいつまでもいれば、何度も目撃されるわけでそこで「あいつじゃないか?」という想像が働かなかったのかという疑問である。 

 また、今回の居座り犯がもしも女性だった場合、男性客に対して売春行為を持ちかけたりして所持金を補充してさらに長期間の居座りを可能にしたかも知れないなどと想像してしまうのだが、このスーパー銭湯には館内着のままでうろうろできるスペースがどのくらいあったのだろうか。

 家賃滞納などで住んでいたところを追い出された人が、ネットカフェ難民となって過ごす話は以前話題になっていた。そこに今回スーパ銭湯というオプションが増えたのだ。確かに屋外でホームレスになって過ごすよりも、スーパー銭湯やネットカフェは快適だろう。特にこれから寒くなる時期は、こういう事件を知って「自分も居座ろう」という輩が増えてくるのではないだろうか。今回の事件も、ロッカーの鍵が交換されるまでに約2週間かかっている。それまでは私服に着替えることも可能だったのだ。こんなに長期間居座らなくても、もっと短期間の「プチ居座り」「プチ踏み倒し」ならば発生しそうな気がするのである。

 上記記事には居座り事件の前例がいくつも紹介されているが、それにしても今回の2ヶ月というのは長い。さて、この居座り記録を更新するのはいったい誰だろうか。どんな居座りがどんな場所で行われるのか。そんなくだらないことをオレは想像してしまうのである。


↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。応援の投票ありがとうございます。"/←1位を目指しています! m(_ _)m      週刊アクセス庵もよろしく。   投票博物館


My追加
江草乗の言いたい放題 - にほんブログ村

前の日記   後の日記
江草 乗 |ファンレターと告発メール   お勧めSHOP エンピツユニオン