2010年08月18日(水) |
オレはなんてラッキーな男なんだろうか! |
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宝くじが当たるとか、競馬で万馬券を取れるとか、ついているというのはそういうことだけを言うのではない。起きれば不幸なことが見事に回避されるということは実はラッキーなことなのだ。クルマを運転するとごくまれにバッテリーの不調という事故に遭遇する。いわゆる「バッテリーが上がった」という状態である。そのときにどうすればいいのか。JAFを呼んで充電してもらって走れるようにするか。もっともオレはエネオスカードを持っているからそのロードサービスで無料で救援してもらえる。ただ、そのためには少し待たないといけない。
オレがバッテリー上がりに遭遇した場所は、なんと「オートバックス」の駐車場だった。そこでオレはオイル交換の順番待ちをしていた。申し込んでから待つこと約30分、やっと名前が呼ばれたので駐車場から自分のFTOを出そうとして、エンジンキーをひねると「カチカチカチ」と音がするのだが、エンジンは始動しない。もう一度キーをひねっても「カチカチカチ」という音しかしない。目の前の電圧計はいつもなら13V以上あるのに、なぜか6Vのところを指している。もしかしてバッテリ上がりか・・・と思ったオレは、オイル交換の準備をしているところに「すみません、クルマのバッテリが上がったみたいで」と伝えに行った。すると充電器を持って駆けつけてくれて、すぐにエンジンは始動した。そのままピットに移動したのだが、そのときにバッテリの性能も調べてくれた。またオルタネーターの能力も確認してくれた。そちらは正常だという。ということはやはりバッテリーの問題のようだ。
確かこの店でバッテリー交換をしたのはそんなに前じゃなかったはず。そう思ったオレは「保証書があると思います」と告げて、車検証を普段入れてあるところを探ると、ちゃんと保証書が出てきたのである。前に交換したのは2008年6月だから、2年2ヶ月ということになり、保証期間は3年または6万キロだったはずだ。
オレはバッテリ交換をしたときのことを思い出した。ガソリンスタンドでバッテリの能力低下を指摘され、セカンドオピニオンを求めてオートバックスで調べても同様の結果だったのであきらめて購入したのだった。オレのFTOに搭載されてるバッテリはけっこう高価である。決して安くない金額のバッテリを交換するにあたって、オレは少し迷ったのである。同じダイナグリッドでも青箱にするか、赤箱にするかである。標準品の青箱か、やや性能が上の赤箱にするかである。
ケチな日頃のオレなら迷わず安い方にしただろう。2年前なのでだいたいの記憶なんだがこれくらいの価格差だったはずである。
青箱 14800円 4万キロ 2年保証
赤箱 19500円 6万キロ 3年保証
このどちらにするか。オレは5分間くらい考えたのである。長考の末にオレはついに、清水の舞台から飛び降りたような気分で赤箱を選ぶという贅沢な決断を下したのだ。バッテリ交換に約2万円である。それにしてもなんとバッテリーは高価なのだろうか。そこまでの性能のモノが果たして必要なのだろうか。オレが昭和58年式の日産パルサーEXAに乗っていた頃は2980円のユアサのバッテリーで十分だったはずだ。
どういう風の吹き回しかオレはそのときに5000円高い方を選び、そのおかげで今回は無償交換の対象ということでタダでバッテリーは新品になったのである。なんとラッキーなことだろうか。めちゃんこ嬉しいのである。今回無償交換でついたのはこの写真のバッテリである。(LとRの違いだけ)
オイル交換と並行してバッテリ交換が行われた。今はエンジンをかけたままでバッテリ交換をするようである。そうするといちいちカーオーディオの時間などを設定し直す必要がないらしい。野次馬のオレはその一部始終を見ていたのである。かくして交換も完了した。保証期間だが、前に買った時から3年ないし6万キロということであり、今回の無償交換からではないらしい。つまり今から10ヶ月目以降はもう無償交換ではなくて有償になるのだ。まあ2年くらい先に買い換えればいいだろう。次の車検を通さなかったらもうその必要もないのだが、まだ手放すのはもったいないのでもう少し乗るだろうか。
バッテリーは突然死した。最近のバッテリーは何の前兆もなくぎりぎりまでがんばって突然死ぬらしい。そういう意味ではこの死亡は予期できなかったのである。もしも変な場所でバッテリーが死亡していたらどうだろうか。深夜の地下駐車場とか、山奥の峠道のようにほとんど交通量のない場所とか、携帯電話の電波が圏外の場所とか。いずれにせよ往来のど真ん中で止まれば周辺の交通にものすごい迷惑である。しかもそのために失われる時間も甚大だ。ところが今回はオートバックスの駐車場でバッテリ上がりが発生したわけで、解決するまでの時間はわずか1分である。もっとも好都合な場所でこのバッテリーは死亡してくれたのである。ぎりぎりまでがんばって、ご主人様にとって最も都合の良い場所までがんばって、そこで息絶えたのかも知れないのだ。
実はバッテリ交換をしている間「このクルマはたまにしか乗らないのですか?」などと訊かれたのだ。そういう場合にバッテリは意外と死亡しやすいらしい。通勤で毎日乗ってると答えたのだが。10年目のクルマがそれほど古いとは思わないのだが、もちろん新しいわけがない。これからもたぶんいろんなトラブルが起きるだろう。機械というのはそういうものである。そして最後にはもう廃車にするしかなくなる。2000年の8月から乗ってるこの三菱FTOはちょうど10年目である。いったいいつまで乗れるのだろうか。そんなことをオレはふと思ったのである。
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