2010年07月28日(水) |
中国はどこまで厚かましくなるのか |
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ウィキペディアで「帝国主義」という語を調べてみると、このような説明がある。
帝国主義(ていこくしゅぎ、英語: imperialism)とは、一つの国家が、自国の民族主義、文化、宗教、経済体系などを拡大するため、新たな領土や天然資源などを獲得するために、軍事力を背景に他の民族や国家を積極的に侵略し、さらにそれを推し進めようとする思想や政策。
今、この語があてはまる国家が世界で一つだけある。それは中国だ。中国のチベット侵略や、南沙諸島の支配の過程を見れば明らかである。そして、中国の経済発展に依存するがゆえに世界のどの国も表だってその不法行為を非難しない。それでますます調子に乗ってやりたい放題の無法国家、それが今の中国なのである。おそらく100年後の日本は中国の属国となっているだろうし、そのときは中国の世界支配が達成されているだろう。人民元のドルに対する切上げによって中国は紙幣を刷るだけで世界の地下資源を買い占めることができるようになったのである。
中国からはるか南に隔たった南シナ海の南沙諸島に対して中国は実効支配を続けている。ただの岩礁のような無人島に強引に居住施設を建設しては「ここに住んでいるから」と強引にその周辺海域の支配を推し進めている。そしてインドネシアなど利害の対立する他国が設置する排他的経済水域は全く認めないのである。地図をごらんになって欲しい。南沙諸島はこんな位置である。中国の領土主張がいかにあつかましいものであるか、一目瞭然だろう。
もしも日本の都道府県が領海を互いに主張し合って揉めるようなことがあるとして、その時に大阪府が瀬戸内海全域の権益を主張するなら「あほか!」と一笑に付されるだけである。周防灘は山口県のものだし、広島湾は広島県のものであると誰もが常識で考えるだろう。中国の南沙諸島支配というのは大阪府が広島県や愛媛県の沖合の無人島に勝手に入り込んで「ここはオレたちの島だ!」とほざいてるようなものである。周辺各国はその厚かましさを世界にアピールして中国を非難すべきだろう。
中国は今でも中華思想の国なのである。自国が世界の中心であり。それ以外は南蛮(ベトナムやインドネシア)であり東夷(日本)なのだ。だから彼らは「侵略」という感覚がない。チベットに軍事侵攻して住民を虐殺した事実は歴史から抹殺しようとしている。その事実を伝える映画セブン・イヤーズ・イン・チベット〈ニューマスター版〉 [DVD]はもちろん中国国内では上映も流通も禁止だ。
この厚顔無恥の帝国主義国家に対して、世界は「NO!」と言えるようにならないといけない。北京五輪や上海万博を成功させたからと中国がますます調子に乗っている今こそその傲慢な態度がどれだけ周辺国に不快感を与えているかを教えないとだめなのである。南沙諸島の問題も国連で話し合って、中国に完全に手を引かせることを決議しないとダメだ。今の中国が帝国主義国家であることを世界が認識しないといけないのだ。
朝鮮戦争の時にマッカーサーは中国に対して原爆を使用することを主張したために解任された。彼は後に中国が今のような覇権国家になることを想像していただろうか。もしもマッカーサーの意図したごとくに原爆が使用されとしたら今の中国はどんな国家になっていただろうか。いや、もっと早く太平洋戦争が終わっていればどうか。一年早く終戦を迎えていれば沖縄戦の悲劇はなく、朝鮮半島は独立したかどうかはわからないが台湾はおそらくそのまま日本の一部となっただろう。そして中国はいくつかに分割されていたかも知れないし、満州国は米ソ冷戦の緩衝地帯としての役目を果たしたかも知れない。少なくとも今のような覇権国家ではなかったとオレは想像するのである。
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