2010年06月16日(水) |
アフガニスタンは地下資源の宝庫だった! |
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アメリカが9・11テロの後でアフガニスタンを攻撃したのは単なる言いがかりである。オレはあのテロそのものが戦争を正当化して軍需産業を儲からせるための自作自演の陰謀だと思っているが、そうして起こされたアフガニスタン侵攻戦争の大義名分が見つかったのである。それはアフガニスタンに眠る膨大な地下資源だ。もしもその資源を手に入れることができるならば、膨大な戦費をかけてでも侵略して支配するだけの価値が生まれるのだ。産経新聞の記事を引用しよう。
「92兆円相当」アフガンの鉱物資源 米国防総省調査 2010.6.15 20:00
【ワシントン=犬塚陽介】米国防総省は14日、総額で1兆ドル(約92兆円)近くの鉄や銅、金などの鉱物資源がアフガニスタン全土に埋蔵されている可能性があるとの調査結果を明らかにした。採掘にメドが立てば、復興を支える経済的な支柱としての効果が期待される一方、アフガンの天然資源獲得に熱心な中国など諸外国の関心を引くのは確実で、「資源戦争」の新たな火種にもなりそうだ。
国防総省などによると、旧ソ連がアフガン侵攻後の1980年代に収集した各種データをもとに、国務省や米地質調査所(USGS)の合同チームがアフガン全土の7割以上で調査、分析を進めてきた。
鉱物資源はアフガン各地に広がっており、4210億ドル相当の鉄、2730億ドル相当の銅のほか、金やコバルト、石油、天然ガスも豊富にあるという。
また、携帯電話やパソコンの電池として欠かせないリチウムも多く存在。米紙ニューヨーク・タイムズは、その豊富さに驚く国防総省の極秘メモの内容を伝えている。
ただ、アフガンではこれまで、内戦の混乱もあって鉱物資源の採掘はほとんど行われておらず、社会基盤の整備に費やす時間を考えれば、「豊富な鉱物を実際の収入源とするには数年かかる」(クローリー米国務次官補)との見方が支配的だ。
アフガンでは、中国やロシア、インドなどの近隣の大国が天然資源の獲得を視野に入れて外交攻勢を展開。豊富な天然資源の存在がほぼ確実になったことで、資源外交の新たな火種となりかねないとの懸念も広がっている。
アフガンの対テロ戦は2001年10月の開戦から今月7日で104カ月を迎え、ベトナム戦争を超えて米国史上最長の軍事作戦となった。AP通信は米政府高官の話として、埋蔵量1兆ドルという具体的な金額の提示が「厭戦(えんせん)気分の広がる各国の国民にアフガン戦争の意義を再確認させる手助けとなり得る」とのコメントを伝えている。
アフガン戦争の目的はこれからは当初の「テロとの戦い」ではなくて「1兆ドルの資源の取り合い」に変わっていくのである。単なる金儲けのための戦争になるのだ。なんと馬鹿馬鹿しいことだろうか。
アフガニスタンはコカインやヘロインなどの麻薬の主生産地でもある。タリバン支配によって欧米に流れてくる麻薬が減少したので、取引の主導権を握るために戦争を仕掛けたという説もあって、陰謀論の好きなオレはそれを日頃支持してるのだが、麻薬よりももっと大きな利権がそこに眠っていたのだ。こうなると各国が目の色を変えてその資源に群がってくるだろう。中国もたぶんこの争奪戦に参加してくるはずだ。
「金持ちケンカせず」と言われる。目の前に自由に使える1億円があれば、一般人の感じるレベルの憎しみや怒りなんてみんな消し飛んでしまうのである。この資源の存在はタリバンに戦争をやめさせる一つのチャンスなのだ。タリバンが1兆ドルを独占したいと思って徹底抗戦しても無意味である。その資源を開発するのはタリバン単独では無理で、欧米列強からの投資を必要とするからである。
「もう馬鹿馬鹿しい戦争なんかやめて、みんなで富を山分けしようじゃないか」
このような状況に持ち込むのがベストなのである。タリバンの幹部だって、きっと贅沢な暮らしにあこがれているはずだ。高級車を乗り回し、子弟をカナダやアメリカに留学させ、プール付きの豪邸で美女と戯れる生活の方が今の禁欲的な教義よりもずっと魅力的なはずである。カネに目がくらんだ連中が次々と裏切って内部崩壊していくことでタリバンが崩壊し、アメリカの支配が完成するという形になるのかも知れない。
しかし、中国がその状況を傍観しているわけがない。アメリカの完全支配を阻止するために密かにタリバンに武器を供与してくるかも知れないのだ。双方が引かなかったら、あるいはどこの国も利権を独占できずに群雄割拠という状態が継続していつまでも資源は利用されないということになるのかも知れない。
えっ?日本はどうかって?
カネだけ払わされてさんざん利用されるだけだぜ。そんなこといつもわかりきったことじゃないか。
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