2010年06月15日(火) |
芸能事務所ではなくて美人局だったのか・・・ |
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先日、アートコーポレーションの寺田会長が女子高生にわいせつな行為をしたという理由で書類送検されるという事件があった。寺田会長はその責任を取って会長を辞任している。かなり高くついた援助交際になってしまったのである。しかし、オレは少しその事件に疑問を抱いていた。アートコーポの寺田会長のようにゼニをたくさん持ってる人が、そこらの自分を安売りする少女との援助交際に応じるだろうか。金に糸目をつけずに「安全」な相手(この場合の「安全」という意味はバレないという意味である)を探すはずだ。そう考えれば、あの事件ははめられたのではないかとオレは思っていたのだが、案の定そのとおりだったようである。毎日新聞の記事を引用しよう。
恐喝容疑:アート前会長から現金、芸能事務所前社長を逮捕 2010年6月14日 18時12分
大手引っ越し会社「アートコーポレーション」(大阪府大東市)の寺田寿男前会長(64)から現金800万円を脅し取ったとして、府警は14日、芸能事務所「ICON」(東京都渋谷区)前社長の山口公義容疑者(50)=東京都世田谷区豪徳寺1=を恐喝の疑いで逮捕した。山口容疑者は「金は受け取ったが、脅していない」と否認しているという。
逮捕容疑は昨年9月初旬、ICONに所属する女子高校生(当時16歳)と性的関係を持ったとして、寺田前会長に「児童ポルノ法違反だ。誠意を見せないと、マスコミに流す」などとメールで脅し、示談金名目で現金800万円を脅し取った、としている。
捜査4課によると、寺田前会長は別の芸能事務所の経営者を通じてこの女子高校生と知り合ったという。「(山口容疑者から)他にも多額の金を脅し取られた」と話しており、余罪を追及する。
警視庁が今年5月、この女子高校生にわいせつな行為をしたとして寺田前会長を東京都青少年健全育成条例違反の疑いで書類送検した。寺田前会長はその後、会長職を引責辞任した。【茶谷亮】
ようするにこの芸能事務所の社長だった山口公義という男は、最初から大金を巻き上げる目的で寺田会長に16歳の少女を近づけ、うまく関係を持たせた後で「児童ポルノ法違反だ」と恐喝したようである。巧妙にエロジジイの弱みにつけ込んだ犯罪である。それにしても「金は受け取ったが脅していない」というのはどういう意味だろうか。寺田会長は気前の良いジジイだったので、その女子高生にお礼の800万円をくれたとでも山口公義は言いたいのだろうか。
女子高生にわいせつな行為をした寺田会長と、芸能事務所社長と結託して寺田会長をだましてゼニを巻き上げようとした女子高生、どちらの罪が重いのだろうか。老い先短い老人が冥土のみやげに若い女の子と遊びたいというのはよく理解できる。しかも寺田会長はゼニもたくさんある。その余ってるゼニを使って、欲望を満たしたいと思ってもおかしくないだろう。
しかし、自分の肉体をエサにしてエロジジイを釣り、大金を巻き上げようとする行為はそれよりもはるかに悪質だとオレは思うのである。エロジジイはそこら中にいくらでもいる。しかし、実際にエロジジイをだましてゼニを巻き上げようとする女子高生はエロジジイの数に比べればかなり少ないはずだ。なぜ寺田会長は名前が出てるのに、女子高生の方は顔も名前も伏せられているのか。不公平じゃないか。
オレは今回の事件が巧妙な恐喝事件だと知ってなんだか寺田会長がかわいそうになったのである。きっと今回の件で妻の寺田千代乃さんからも罵倒されているのだろう。しかし、まだまだ元気な64歳の老人が、16歳の女子高生に誘われたとして、そこできっぱりと断れる老人がどれだけいるだろうか。普通の老人ならばそのチャンスを逃さないと思うのである。
若者はどんどん貧困になっていくのに、老人のフトコロにはゼニがある。そのゼニを狙ったこの種の犯罪はこれからもなくなるどころかどんどん増えていくだろう。美人局(つつもたせ)という古典的な犯罪は今もしっかりと健在なのである。
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