2010年06月04日(金) |
このままトイレなんかで死にたくない・・・ |
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児童虐待のニュースが連日のように報道されている。まだ生まれて数ヶ月の乳児を虐待して殺す救いようのない父親がいたりしてオレは慄然としてしまうのだが、これは無事に助かったニュースである。産経新聞の記事を引用しよう。
次男を11日間トイレ監禁、食事は食パンと角砂糖 母と交際相手を逮捕 2010.6.3 15:17
このニュースのトピックス:暴行・虐待・監禁
中学生の次男を計11日間、トイレに閉じこめて虐待したなどとして、警視庁光が丘署は監禁の疑いで、母親の無職、中島まゆみ容疑者(47)=東京都練馬区北町=と、交際相手の職業不詳、川崎輝久容疑者(34)を逮捕した。
同署によると、中島容疑者は容疑を認め、川崎容疑者は「女のやったこと」と否認している。次男は保護された際、頭や鼻を骨折し、全身にあざがあったことから、同署は日常的な虐待があったとみて、2人から事情を聴いている。
同署の調べによると、中島容疑者らは2月、14歳で中学3年生だった次男を最大8日間連続で計11日間、トイレに監禁した疑いが持たれている。
同署によると、中島容疑者らは次男を監禁中、食パンと水、角砂糖しか与えなかった。トイレに暖房はなく、便座カバーは外され、ドアには外側から板が打ち付けられていたという。
「このチャンスを逃したらトイレで死んでしまう」。狭い空間で耐えていた次男は、窓の外に見えた男性に救いを求め、「近くの飲食店で兄が働いているので呼んでもらえませんか」と訴えた。中島まゆみ容疑者と川崎輝久容疑者は外出中。しばらくすると、トイレのドアを固定していた板のねじをはずす音が聞こえた。「助かった」と感じたという。
次男が通っていた区立中学校によると、次男は昨年9月以降、長男に連れられて出席した卒業式など3日間しか登校していない。
学校側は数回にわたって中島容疑者や川崎容疑者と面談したが、「本人は登校したくないと言っている」との説明を受け、「虐待には気づかなかった」という。校長は「かわいそうなことをした」と話した。区の子育て支援課も昨年11月に中学から相談を受けたが、「虐待を疑うものではない」と判断していた。
2月に14歳で中学3年生だったということは、今はもう卒業していることになるわけだが、進学も就職もしてないのだろうか。高校受験のチャンスも与えられなかったのだろうか。母親はこのままこの次男を殺すつもりだったのだろうか。そんなことをあれこれと考えてしまうのである。一番親の助けが必要な進路決定の時期に、親から与えられたのは虐待と暴行だけだったというのはなんという悲劇だろうか。その絶望的な状況の中でこの少年がよく耐えて生き抜いたことをオレは称えたいのである。そして失われた彼の時間と健康を取り戻すための適切な措置がとられることを切に願う。
この虐待に関わった二人だが、母親は無職で交際相手の男は職業不詳とある。こいつらはいったいどうやって収入を得ていたのだろうか。
絶望的状況の中、トイレで過ごしながら14歳の少年は何を思っていたのだろうか。暖房もなく、体を横にして休めるだけの広さもない狭い空間で彼はどのようにして過ごしていたのだろうか。自分をそのように虐待する母とその交際相手に対して彼はどんな思いを持っていたのだろうか。極限状況の中で少年は何を考えていたのか、オレは想像してしまうのだ。
虐待の中で生き延びるか、それとも死ぬかは紙一重である。彼の場合は成人して働いている兄が近くに住んでいたから助けを呼ぶことができた。しかし、もしも助けを求める相手がいなかったらどうなっていただろうか。多くの虐待事件は近隣住民にも気づかれない中で静かに進行している。
学校側はこの事件を虐待とは気づかずにただの不登校ととらえていたようである。しかし、本人と面談できず、家庭訪問しても家に入れてもらえなかったらそれ以上は介入しようがない。
この虐待はどういうきっかけから始まったのだろうか。どうして母親とその交際相手は次男を虐待するようになったのだろうか。今後、詳しい報道がされて事件の全容が解明されることをオレは待ち望んでいる。そして、虐待に耐え抜いて生き延びた少年がちゃんと将来の希望を持って日々の生活を送れるようになることを願うのだ。
これは事件の続報です
角材で殴打・エアガンも 母親ら連日虐待 次男監禁容疑2010年6月5日5時0分
次男(15)を東京都練馬区の自宅トイレ内に計11日間監禁したとして、母親の中島まゆみ(47)と交際相手の川崎輝久(34)の両容疑者が逮捕された事件で、次男は両容疑者から角材で全身を殴られるなど繰り返し暴行を受けていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
次男は昨秋以降、食事を満足に与えられず、今年2月に保護された時は極端にやせ細っていたという。
光が丘署によると、次男は中学3年だった今年2月4〜11日と12〜14日、トイレに監禁された。次男が同署に説明したところでは、この直前の2月1日、両容疑者から「居眠りをした」と言われ、プラスチック製の模造刀で全身を殴られた。翌日に買い物から帰宅すると「戻るのが遅い。スーパーで試食しただろう」と責められ、角材で体中を殴られたという。
両容疑者による暴行は昨年秋ごろから続き、エアガンで全身を撃ったり、手にライター用オイルを垂らして火を付け、やけどを負わせたりしたという。次男は保護された際、顔や頭の骨が折れる大けがをしていたが、右腕の骨折が自然治癒した跡もあったという。
次男は「昨秋ごろから食パンしか与えられなかった。時々、自分で素うどんを作って食べた」と説明。両容疑者は次男の前で焼き肉や鍋料理を食べ、酒を飲むこともあったという。
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