2010年06月01日(火) |
小樽で馬車から逃げた馬が大暴走! |
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馬車を引っ張る馬というと、おとなしくて人間の指示によく従うというイメージがあるが、必ずしもそうではないようだ。小樽で観光馬車の馬が大暴れするという事故が発生した。
“修学旅行馬車”の馬逃げ大暴れ、5人重軽傷 小樽 2010.5.31 21:53
31日午前11時半ごろ、北海道小樽市色内1丁目の市道で、釧路市の修学旅行生が乗った観光用馬車を引いていた馬が逃げ出し、商店街を暴走、修学旅行生や衝突した通行人ら5人が重軽傷を負った。馬は約20分間、約1・8キロを走り回った後、道道で捕まった。
小樽署によると、歩いていた小樽市の無職、新輝子さん(86)が頭蓋骨などを折る重傷。馬車に乗っていた中学3年の女子生徒(14)や軽乗用車の女性(42)=小樽市=ら4人が軽傷を負った。
馬車には馬の所有者のほか修学旅行生5、6人が乗っていた。観光名所の小樽運河沿いを巡っていたところ、馬が突然暴れだし、商店街を走り回った。
馬は7歳のサラブレッドの雌で、馬車とつなぐ金具が外れていたという。同署は馬の所有者から業務上過失傷害の疑いで事情を聴いている。
近くの服飾店で働く女性は「キャーという悲鳴が聞こえたと思ったら、商店街を馬が走ってきた」と驚いた様子だった。 現場はJR小樽駅から北東約1キロの観光地。
小樽には何度か行ったことがある。文学館には石原慎太郎の自筆原稿があってその悪筆ぶりに驚いたし、小林多喜二の母の手紙には思わず涙がこぼれた。オレの勤務する学校の修学旅行のコースにもときどき選ばれている。そういうわけで今回の事故の場所も想像がつくのだが、それにしてもなぜこの馬は暴れたのだろうか。何かよほど腹に据えかねることがあったような気がするのである。修学旅行生が馬にイタズラしたから怒ったのではないかなどと考えてしまうのだ。
歩いていて馬と衝突した女性が頭蓋骨骨折の大けがをしている。サラブレッドがその巨体で商店街を走れば、通行人に接触して犠牲者が出ることは用意に想像できる。それにしてもどうしてこの馬は暴走したのだろうか。
一度大暴れした以上、もうこの馬が馬車を引っ張ることはないだろう。この馬はもと競走馬だったのだろうか。もしもそうなら、せっかく第二の人生をのんびりと送ってたのにこういう事故を起こしたことで馬車も引かせてもらえなくなり、そのまま馬刺しにされてしまうのだろうか。少なくとももうこの馬の職場復帰はないと思うのだ。一度でもあばれ馬になった以上、二度目がないとはいえない。大事をとるならばもう二度と観光客の相手をすることはないだろう。
もしも馬と話すことができるのならばオレはその馬に「きみはどうして走りたかったんだい?」と聞いてみるだろう。もしかしたらずっと馬車を引かされるということが、その馬にとってはどうしようもないストレスだったのかも知れないのである。
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