2010年05月26日(水) |
北朝鮮は本当に戦争をしたいのか? |
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北朝鮮の外交戦術はおもちゃを欲しがって泣きわめくクソガキみたいなものである。ミサイルを撃ってみたり、韓国の哨戒艦を沈めてみたり、近所迷惑も甚だしいのである。しかし長期の戦闘に耐えられるだけの物資もないし補給も続かないことはわかっている。ただ、彼らにはもう何も失うものはないのだ。それだけに厄介である。
地上での戦闘が開始されれば、もともと貧しくて何も持たない北朝鮮の民衆と違って、韓国の人たちは自分たちの平穏な生活が破壊される恐怖におののくだろう。もしかしたら北朝鮮の狙いはそんなところにあるのかも知れない。あるいは今回の軍事行動は、後継者が起こした勇み足かも知れない。「ボクだって、勇気のあるところ見せたいんだ!」と攻撃を命じたのだろうか。そこまで来ればもう只の馬鹿なんだが。
オレは投資家なので、やはり考えることは「戦争になれば株や為替はどうなるのか」ということである。軍事関連株は上昇するのかとか、やっぱりドル買いが起きるのだろうかということだ。
ただ、本当に戦争になれば、北朝鮮はもうやぶれかぶれになって手当たり次第に攻撃してくるだろう。日本ももちろん攻撃の対象になる。それがどんなかたちになるかはわからないが、戦争終結は北朝鮮という国家の滅亡という形になるような気がする。
ここで不気味なのが中国の動きだ。もっとも北朝鮮と長い国境を接している中国は、戦争になれば大量の難民が流れ込むことは確実である。今回の事件で中国が北朝鮮を特に非難もせずに傍観してるのはなぜなのか。
日本は安全保障上、臨戦態勢で臨む必要があるが、もしも日本が北朝鮮と戦争になった場合、竹島は重要な戦略拠点となる。韓国の不法占拠状態であの島が使えないとなると日本海の制海権を支配するのは難しいかも知れない。
ご近所にならず者の国家があったらどういうことになるのか。それを知るいい機会かも知れないと冷静でいられるのは自国が攻撃を受けていないからである。実際に開戦となれば、その日のうちに日本は攻撃を受けるだろう。向こうから飛んでくるミサイルをすべて完全に打ち落とせるほどの監視体制にはまだなっていないはずだ。
オレは平和的に朝鮮半島が統一されるなんて幻想は抱いていない。それは理想なんだが、そんなふうにはならずに北の指導者がやぶれかぶれの玉砕戦争をして、多くの犠牲者を出して統一・・・という流れになると思っているのだ。それは巻き込まれる民衆にとっては大変な悲劇だが、かといってそれを避けて統一するきっかけは生まれないだろう。
北朝鮮が戦争に敗れて滅んだとき、そこは中国の支配下になるのかそれとも韓国が吸収するのかどっちになるのだろうか。中国が基本的に膨張主義の国家であり、南沙諸島への進出などを考えれば、北朝鮮を領有しようとしてもおかしくはない。どうしてそんなむちゃなことを・・・といわれそうだが、今の韓国には北朝鮮を引き受けて食わせていけるだけの余裕がないような気がするのだ。そうなると中国の支配下に入る方が現実的である。
戦前ならそれこそ日本人拉致問題で十分開戦の理由になっただろう。ならず者国家の北朝鮮は何でもやり放題だが、韓国や日本は勝手に宣戦布告して戦争をおっぱじめるわけにはいかないのだ。とにかく相手が攻めてくるまでは動けない。先制攻撃が有効であってもそれをできるのは北朝鮮だけである。それにしても金正日の次の新しい指導者はどんな顔をしてるのか。子供時代の顔写真しかながれないのはどういうことなんだ。
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