2010年04月09日(金) |
GWの高速道路はいっそ値上げすればどうか? |
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混雑時には高く、閑散期には安い。これは旅行の常識である。格安航空券もホテル代もみんなそんな法則で価格が決定されている。それなのになぜGWに高速道路を安くする必要があるのか。いっそ値上げしてやればどうか。通常運賃の2割増とかいう料金を設定すればたちまちクルマで旅行する人は減るだろうし、鉄道やフェリーの利用者が増えることは間違いない。マイカーの使用を人々が控えることでCO2の排出量も減らすことが出来る。鳩山首相が大風呂敷を広げたCO2排出量削減もたちまち叶うはずである。
日本中でGW期間に発生する大渋滞によって物流が混乱するデメリットは計り知れないのである。高速道路がちっとも高速ではなく、何十キロもノロノロ運転が続くというストレスがドライバーを襲うのだ。しかし、その期間に値上げすればどうなるだろう。道路の混雑は解消して快適にスイスイ走れることになるし、クルマから多くの人々がフェリーや新幹線に移ることで、赤字で倒産しそうだったフェリー運行会社が息を吹き返し。新幹線各社も利益が増えるのである。もちろん料金値上げだから道路公団にも収入増の恩恵がある。みんな得をしてうまく収まるじゃないか。
トラック輸送よりも鉄道輸送の方がCO2排出量は少なくなる。なぜ政府は物流に鉄道を利用する企業に対して補助金を出すなどの支援をしないのか。新幹線が伸びれば在来線はどんどん寂れていく。輸送密度も落ちるわけだからそこに貨物列車を走らせる余裕がいくらでも生まれるのである。どうしてもっと活用しないのだろうか。
高速が安かろうと高かろうと、人々はGWに旅行するのだ。だったら高くする方が料金収入も稼げるし、それを嫌った人がJRやフェリーを利用するから混雑は分散することになってかなり混乱を防げる。結果的に鉄道や船にお客さんが回帰するということになってめでたしめでたしなのである。
高速1000円という実験を一年間行ってわかったことは、その結果多くのフェリー運行会社が廃業に追い込まれ、JR各社の売り上げが落ち込んだということである。確かに観光客は増加したが、それ以上のデメリットが起きていたわけだ。もうこれで社会実験は十分である。今度は逆に「休日の方が高い」運賃制度を導入してみて、どんな結果がもたらされるかを検証すればいいのである。
大渋滞が解消されてスイスイ走れるのならば高くても値打ちがある。GW中は高速道路が通常料金の2倍ということになれば交通量は半分くらいに落ち込むかも知れない。しかし、料金が2倍だから売り上げは変わらないだろう。そしてそれだけのゼニを出して通行するドライバーにとっては「空いた道路を思い切りぶっとばせる」楽しみが発生するのだ。誰も損をしないじゃないか。
高速道路料金値上げという試案はどの政治家も出していないようである。しかし、この料金2倍案を導入すれば劇的な効果が生まれることは間違いない。朝にラジオから流れる「渋滞50キロ」という馬鹿馬鹿しさを解消できる方法はこの大幅値上げ以外にないのである。
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