2010年04月03日(土) |
自民党はこのまま分裂解体してしまうのか? |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
沈み行く船から逃げ出すようにどんどん自民党の議員が離党していく。こんな党では戦えないと思ってるのだろうか。政権政党といううまみを失ったらもはやしがみつく理由はどこにもないのか。読売新聞の記事を引用しよう。
与謝野・園田氏が月内に新党、来週にも自民離党
参院選
自民党の与謝野馨・元財務相と園田博之・元官房副長官が、来週にも離党する意向を固めたことが2日、分かった。
新党を結成する意向を表明した平沼赳夫・元経済産業相(無所属)との連携も視野に、月内の新党結成を目指して調整している。ベテラン議員の相次ぐ離党により、自民党の谷垣総裁の求心力低下は避けられない情勢だ。
与謝野、園田両氏は2日、都内で平沼氏や自民党の藤井孝男・元運輸相と会談し、新党結成を巡って意見交換した。
与謝野氏は2月の衆院予算委員会で政治とカネの問題で、鳩山首相を「平成の脱税王」と厳しく批判した。しかし、直後の党首討論で谷垣氏が首相に退陣を迫らなかったため、3月に月刊誌「文芸春秋」への寄稿で辞任を要求した。
また、園田氏とともに、谷垣執行部を刷新し、若手・中堅を幹部に起用して出直しを図るべきだと主張してきたが、谷垣氏が1日の党全議員懇談会で、大島幹事長ら幹部の交代は行わない考えを表明したことを受け、党再生は困難と判断。新党結成の方向で検討に入った。
新党結成には、夏の参院選で、民主、自民両党への批判票や保守票の受け皿になることで、与党を過半数割れに追い込む狙いがあると見られる。
与謝野、園田両氏は共に財政再建重視派として知られるが、平沼氏は自主憲法制定を掲げるなど保守色が強く、自民党内でも「政策面で与謝野、平沼氏の開きは大きい」との指摘がある。
ただ、与謝野氏が平沼氏らと連携しない場合、政党要件を満たすために必要な5人以上の国会議員を確保できるかどうかは不透明だ。
与謝野氏は党政調会長や経済財政相、財務相などを歴任し、党内きっての政策通とされる。園田氏は1993年に自民党を離党し、新党さきがけ結党に参加。自社さ政権の村山内閣で官房副長官を務めたが、99年に復党した。(2010年4月2日23時23分 読売新聞)
こうして我先にとみんながどんどん逃げだし、その逃亡者たちが皆「我こそは改革派」と名乗っても実際のところはどうなのだろうか。自民党がどんどん分裂した弱小政党連合になることは民主党にとってかなりの追い風のような気もする。
政権交代がまさか自民党の屋台骨をガタガタにするなんてオレは予想してなかった。これまで安穏としていた連中が本気で政治・行政改革を考えるきっかけになると思っていたのだ。ところがその前に自民党そのものが崩壊してしまうとは驚いたのである。
まあオレはいつも野次馬なので別に自民党がどうなろうと知ったことではないのだが、これまでの日本をダメにしてきた自民党と、これからの日本をダメにする予定の民主党を見ているとただもう絶望してしまうのである。まともな党はないのかと。
参院選で民主党はおそらく大きく議席を減らすだろう。期待を裏切られた国民がそのまま支持してくれるとは思えないからである。しかし、自民党にその票が流れるかというとそれもNOとしか言えない。だからその票を狙って自民党離党派が出現したわけだが、それだけで票がもらえるほどに選挙は甘くない。
そういうわけでオレはかなり今回の離党劇にあきれているのである。党内が一致団結してこの難局を打開しようと努力するのではなく、自分だけは助かろうとしてどんどん逃げ出し始めた元自民党議員たちが勝てるほど甘い選挙であるとも思えないのだが。
←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館