2010年03月25日(木) |
先に払うもんを払えよ! |
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給食費を滞納している親が子ども手当はさっさと受け取るのはおかしいとオレは思っていた。その子ども手当だって子どものために使われるのかどうかはわからない。「子ども手当」といいながら実は「子供を持つ親のための手当」だからだ。たとえば親がいない福祉施設に入所している子どもには支給されない。その分を施設に支給すればいいじゃないかと思うのだが、施設には投票権がない。そう、この手当の本質は参院選のためのゼニのバラマキだからである。税金を使った買収なのだ。
支給された子ども手当のうち何割かは確実に親のパチンコ代に消えるだろう。遊興費に浪費される分はかなりの比率になるとオレは予想する。もっとも子どものために使われるとしてもそれが塾代なんかに消えるのは実にばかばかしい。オレは常々塾に対しては批判的なのだ。塾というのは本質的に子どもの頭を良くする機関ではない。むしろ弊害の方が多い。素質のない子どもをドーピングして入試を突破させても入った学校の勉強についていけなかったら子どもにとって不幸である。そんなところに子ども手当がつぎ込まれるのなら全く意味がないとオレは思うのだ。
その買収資金、いや子ども手当を無差別支給するのに「待った!」をかけた自治体が出現した。読売新聞の記事を引用しよう。
「滞納者」子ども手当は窓口で…足利市検討
栃木県足利市の大豆生田(おおまみうだ)実市長は24日、6月から支給が始まる「子ども手当」について、保育料や学校給食費の滞納者には市役所窓口で支給し、滞納分の支払いを求める考えを記者会見で示した。
子ども手当の支給は原則として口座振り込みで、滞納分を天引きすることは出来ない。このため、同市は、手当の申請時に、滞納者が窓口での現金支給に同意した場合には、手当の支給時に滞納分を支払うよう促す方向で検討している。
大豆生田市長は「子ども手当の原資は税金。市民の理解が得られないような給付はおかしい」と説明する。
子ども手当を巡っては、全国市長会が1月27日、給食費や保育料などの滞納分を、必要に応じて子ども手当と相殺できる制度の検討を求める緊急決議を厚生労働省に提出している。(2010年3月25日00時33分 読売新聞)
この記事によれば、足利市では滞納者には口座に振り込まずに窓口支給するという方針を打ち出したということである。オレの予想だがきっと手当の金額よりも滞納額の方が多いはずだ。そんな親の中には「手当はいらないから滞納分は払わない」なんて選択をする連中もいるかも知れない。いずれにせよ、払うべきものを払わないくせにもらえるものはもらうというモラルなき親どもには子ども手当なんか支給しなくてもいいとオレは思っている。だからこの足利市の決定を支持したいのである。
市町村が支給の窓口になる以上、ゼニを相殺する制度は絶対に必要だとオレは思っている。給食費を踏み倒すような親は論外である。義務教育というのは「子どもをちゃんと学校に行かせる義務」だとオレは解釈してるのだが、その中には給食費を負担することも含まれると思うのだ。その義務を果たさず、つまり子どもを食わせることもしないで放置してる親は、親としての責任を果たしていないと思うのである。給食費の踏み倒しは子どもを食わせていないのと同じである。
義務を果たさずに権利ばかり主張するクソがこの世にはどれほど多いことだろうか。国からもらった子ども手当をパチンコや風俗店通いなどのくだらないことに浪費するクソ親がいったいどれほどいるのか。だからオレはこんな政策には反対なのだ。ゼニは意味のある使い方をするべきだ。高校生の中には勉強に頑張ってる者もいれば、そうでない遊び暮らしてるヤツもいる。それを一緒くたにして無償化するなんておかしいと思うのだ。子ども手当もそうだ。我が子を放任してる親、虐待してる親にでも支給されるなんて絶対に間違っているぜ。
子ども手当の制度開始後には、子ども手当欲しさに離婚した夫婦の間での子どもの奪い合いが起きるだろう。愛情なんて関係ない。子どもがいれば手当が貰えるわけで、子どもなんてただの金づるになってしまうのである。実に馬鹿馬鹿しい話である。ろくに面倒も見ないのに養子をいっぱいとるヤツ、あるいは子どもをたくさん作りまくって子ども手当で食べていくことを狙うヤツなどおかしなのが出てくるに決まってるのだ。遊びまくって子どもを作りまくり、そうしてできた子どもをみんな育てると称して引き取って・・・なんていう類の制度を悪用した連中が大量に発生するだろう。一番かわいそうなのはそういうクソ親に利用されて満足に愛情も受けずに育つ子どもたちである。
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