2010年02月04日(木) |
その正義を讃えよ! |
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目の前で悪事が行われていても平気で見過ごす者が多い昨今、少し胸がスッとするニュースがあった。ひき逃げ事件を目撃した後続車が追跡して犯人逮捕につながったというものである。携帯をかけながらの運転で逃走車輌を追うというのはかなり困難なことである。(もっともそう思うのはオレがMT車を運転しているからで、AT車ならそんなに難しくないのかも知れないが)産経新聞の記事を引用しよう。
勇敢な目撃者、ひき逃げの車を追跡“中継” 東大阪市 2010.2.3 20:48
大阪府東大阪市で3日、ひき逃げ事件を目撃した男性が逃走車両を約2キロにわたって追跡し、携帯電話で現在地や状況を“実況中継”。容疑者が車を乗り捨てて逃げようとしたところに警察官が駆け付け、逮捕につながった。
布施署によると、道交法違反などの疑いで逮捕されたのは東大阪市荒本西4丁目、土木作業員古川俊一容疑者(60)。逮捕容疑は3日午前11時5分ごろ、東大阪市上小阪1丁目の府道交差点で、自転車の男性(68)=同市=を軽乗用車ではねて軽傷を負わせ、そのまま逃げた疑い。
後続車の自営業男性が110番し追跡。携帯電話をつないだまま府警通信指令室と連絡を取り合った。古川容疑者は現場から約2キロ離れた地点で、男性が特徴として伝えていた赤いジャンパーを脱ぎ捨て走って逃げようとしたが、警察官が駆け付け身柄を確保した。
被害者は軽傷とある。しかし、事故の大小に関わらず「ひき逃げ」ということ自体が許されざる行為である。だからひき逃げ犯人を追跡したこの行為は正しいことである。それにしてもオレが愚かだと思うのはこの逃げた60歳男性の浅はかさである。軽傷ならなおさらきちっと事故を届けて警察に事情を説明して、後は保険会社に処置を委ねればいいのであり、何も恐れて逃げるようなことではない。もしかして飲酒や無免許という重大な違反でもあったのだろうかと勘ぐりたくなるのである。しかも事故は真っ昼間に起きている。深夜や早朝という「誰も観ていないから逃げ得だ」という時間帯でもない。目撃者が周囲にいそうであるにも関わらず堂々と逃げているのである。全くもって救いようのないヤツである。このような悪を決して許してはならないのである。
もしもオレが同様のひき逃げ犯を見つければ、必ずこの男性と同じ様に追跡しただろうと思う。オレもその男性同様に「不法行為をする糞みたいな連中」が許せないからだ。自分の心の中の正義感が燃えるのである。ただ、MT車で携帯片手に運転して、相手が狭い路地なんかに逃げ込んでという状況になったらわからない。軽自動車だったということだからあまりに狭い道に逃げ込まれたらオレのFTOでは追跡不能である。
ただ、記事を読んで不思議に思ったことがある。ひき逃げのクソ野郎の名前が掲載されてるのに、そのお手柄の自営業男性の名前が出ていないいうことである。クソ野郎の名前なんかどうでもいい。どうしてその勇敢な男性の名前を出して顕彰しないのか。正しい行為をすれば世間から讃えられるということを教えないのか。オレはそれが気になったのである。もしかしたらこの男性はとても奥ゆかしい方で「名乗るほどのものじゃございません」と静かに立ち去ったのかも知れないが、なおさらそんな立派な人がこの世にちゃんといることを報道すべきだと思うのである。
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