2009年11月20日(金) |
それでもリニアは必要なのか? |
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オレはリニアを東京名古屋間に走らせるのには反対の立場である。これから人口が減少していくことが確実な世の中で、社会のインフラ整備にこれ以上ゼニを使うことはないと思うからである。すでに高速道路も鉄道も十分なくらい国土に整備されている。人口減少に伴ってクルマはこれから減っていくだろう。人の移動も同様だ。人口減少と、移動などしなくてもテレビ会議などを活用して出張いらずになっていくわけで、そうなると今の東海道新幹線の輸送量もこれからは減少していくだろう。そんな時代にリニアなんか作っても意味がない。新幹線の輸送量がパンクしそうなんだったら、在来線に時速150キロで走れる高速の快速列車を導入して、こだま利用の近距離客をそっちに回せばいいだけである。
新幹線をのぞみだけにすれば今よりももっと本数を増やせるだろう。停車駅も多すぎである。くだらない空港など造って税金を無駄にした静岡県には、懲罰として新幹線駅を廃止してやればいいのである。静岡に行くには在来線しか使えないようにしてやればいいのだ。とにかく新幹線の駅は多すぎる。必要な駅は、東京、新横浜、名古屋、米原、京都、新大阪、新神戸、岡山、広島、小郡、小倉、博多くらいで十分だろう。
現行の新幹線車両のN700系は試験走行で時速322キロで走ったという。時速320キロで営業運転するようになれば東京大阪間は2時間を切るだろうか。そこまで来ればリニアなんかいらないとオレは思うのである。そんなものにゼニを使うのではなく、JR東海は今新幹線で儲かってるゼニを株主還元するのがスジだろう。今の株主優遇策はあまりにもレベルが低いとオレは思うのだ。
東海道新幹線、最高速度300キロ目標 葛西会長が表明 2009年11月19日21時3分
JR東海の葛西敬之会長は19日、東京都内で講演し、東海道新幹線の最高速度を現在の270キロから300キロに引き上げる考えを明らかにした。最もきつい半径2500メートルのカーブも280キロで走るという。最短2時間25分で結んでいる東京―新大阪(552.6キロ)は、数分程度、短縮されるとみられる。
車両がすべて、カーブで車体を内側に1度傾ける装置を備える、最新の「N700系」に置き換わるときに実現させたいという。N700系は16日の試験走行で瞬間的に時速332キロを記録した。
東海道新幹線は、N700系が07年から区間の3分の2を270キロで走行している。カーブが緩い山陽新幹線(新大阪―博多)は500系が97年から、300キロで走っている。
東北新幹線は、11年春のE5系の投入で、最高速度を現行の275キロから300キロに上げ、さらに13年春には320キロまで引き上げる計画。九州新幹線の最高速度は260キロとなっている。(伊沢友之)
東海道新幹線よりも一足先に他の新幹線路線では高速化が着々と進行している。東北新幹線もいずれは最高速度320キロになるわけだ。東海道新幹線もいずれはスピードアップするだろう。N700系なら320キロで営業運転することも可能である。その上どうしてリニアが必要なんだろうか。そんなものを造って新幹線を赤字にしてしまうならそれこそ大きなマイナスである。東海道新幹線の生み出す莫大な利益を、株主サマに還元してこそJR東海は投資する価値があるのではないか。
新幹線が開通した結果、3セクのローカル線に格下げされてしまう線は必ず赤字になってしまうのである。地元自治体がゼニを出して補助しないとやっていけないようになるのだ。その損失補填を新幹線の利益から出すというのは聞いたことがない。しかし、新幹線のせいで赤字になったのは明白である。JRは3セクなんかにせずに並行在来線も経営し続けるべきなのであり、その赤字補填には新幹線の利益をあてればよかったのだ。それなのにどうして赤字部分だけを切り捨てようとするのか。
ところがリニア新幹線ができれば、今のドル箱の新幹線が今度は切り捨てられる赤字線に成り下がってしまうのである。料金が妥当な範囲内ならば人々はリニアに乗るだろう。そのときに新幹線は本数を間引いて存続させるのだろうか?それとも「こだま」専用線として貧乏人が利用するのだろうか。
オレはリニア新幹線を東京大阪間に造るのは無駄だと思っている。どうしても高速のリニア列車を走らせたいのならば、羽田と成田を結ぶとか、関空と大阪中心部を結ぶというふうに、需要の見込める路線でしかも今の新幹線と競合しないところを造るべきである。
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