2009年10月15日(木) |
山へ向かって逃げろ! |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
盗んだバイクで走り出すのは尾崎豊の「15の夜」だが、盗んだ車を乗り捨てて山に向かって逃げ込んだ二人組は住所不定無職の24歳と30歳だった。その二人が5日間の放浪の末に疲労困憊して捕まった。こいつらはいったい何がしたかったのだろうか。何を考えて山に向かって走ったのだろうか。産経新聞の記事を引用しよう。
追跡逃れ、山中で5日間サバイバル生活・自動車盗の男2人逮捕 2009.10.14 19:52
このニュースのトピックス:窃盗・ひったくり
盗んだワゴン車を乗り捨て、鈴鹿山系に逃げ込んだものの方角を見失って5日間、山中をさまよった男2人が14日、窃盗の疑いで、滋賀県警東近江署に逮捕された。2人は「この山を越えたら逃げられると思ったが、越えても越えても山また山だった。川の水を飲んで空腹をしのいだ」と疲れ切った様子だったという。
同署によると、逮捕されたのは住所不定、無職の池野秀孝容疑者(30)と、岩田明幸容疑者(24)。逮捕容疑は、2日から8日の間、名古屋市緑区の駐車場から土木会社経営の男性(58)のワゴン車1台を盗んだとしている。2人は土木会社の元従業員で、駐車場近くの同社の寮から鍵を盗んだらしい。
盗んだワゴン車で10日午前2時半ごろ、名神高速八日市インターを降りたところを東近江署のパトカーに見つかり、鈴鹿山系方面に逃走。
2人はそのまま林道に車を放置して鈴鹿山系の深い山中へ。14日正午ごろ、地元の住民から「不審な男2人がいる」との通報があり、同市和南町の山中で緊急逮捕された。
それまでの約5日間、2人は方角を見失って山の中をさまよっていたらしく、池野容疑者は逮捕時に半袖シャツ姿で裸足だったという。
自分たちが元々勤めてた会社のクルマを盗んで逃亡したこの二人には何か行き先のあてがあったのだろうか。そのまま明日に向かって走り出すつもりだったのだろうか。それにしてもおそまつな結果である。盗難車は発見され、山に向かって逃げた二人は林道で車を乗り捨ててそのまま山に向かった。その山を越えれば自由が手にはいると思ったのだろうか。そのあとでいったいどうやって暮らすつもりだったのだろうか。あまりにも無計画で行き当たりばったりの行動にオレはあきれてしまうのである。
ただ、オレが感心するのはこの二人が5日間、山中でサバイバル生活に耐えたことである。いったい何を食っていたのだろうか。川の水を飲むだけであとは何にも食べずに頑張ったのだろうか。山を越えたら逃げられると思って越えたらまた山だったというわけで、鈴鹿山系をこの二人は5日間放浪していたのである。夜はどこで過ごしたのだろうか。山の中では気温もかなり下がるはずである。そんな苦しいサバイバル生活に耐え抜くだけの根性があるのに、住所不定無職というのはなんとも惜しいのである。自衛隊の厳しい訓練にも耐えられそうな気がする。罪を償ったら自衛隊で鍛えてもらったらどうかとも思うのだ。
行き当たりばったりでクルマを盗んだこの二人は、そのクルマで日本一周放浪の旅でも計画していたのだろうか。ガソリン代や食費はどうやって稼ぐつもりだったのだろう。「きちっと計画してから盗め」というわけではないが、あまりにも思慮の足りないこの二人の行動にオレはあきれるのを通り越して、ある意味すがすがしい無鉄砲ささえ感じてしまうのである。現代にもこんな無鉄砲な馬鹿がいたということに対する感動である。ハダシで山中を逃げるなんて全く意味不明だぜ。
←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館