2009年09月10日(木) |
ふんどしを差別するな! |
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ふんどしは日本古来の伝統下着である。今はブリーフやトランクスが主流になってしまったのでふんどしをしめてる人などほとんど見ないが、戦前はみんなふんどしだった。また男性がハダカになるような祭ではふんどしが盛装なのである。お尻丸出しの六尺褌がなんともカッコイイのである。Tバックの女性の後ろ姿はただHなだけだが、ケツを丸出しにした男性のふんどし姿は凛々しさを感じさせるものなのだ。そのふんどしという日本の伝統文化を差別するこの記事を読んでオレはとても腹が立ったのである。読売新聞の記事を引用しよう。
赤ふんどし姿で生徒に声かけ、中学職員処分
鹿児島県教委は9日、赤いふんどし姿で中学生に声をかけた同県姶良地区の中学校の男性事務主幹(50歳代)を停職6か月の懲戒処分にした。
県教委によると、事務主幹は7月12日午後1時15分頃、同県加治木町内を赤いふんどしを締めただけの姿で乗用車を運転。歩いていた男子中学生の近くに車を止めて声をかけ、その姿を見せた。事務主幹は海水浴場で泳いだ後、温泉に行く途中で、声をかけた理由について「目が合ったから」と説明しているという。
中学生の母親が警察に通報。事務主幹は同県不安防止条例違反容疑で事情聴取を受けたと話しているという。9日付で辞職した。
また、同県教委は同日、同県沖永良部島・和泊町内のパチンコ店で7月29日午後8時頃、拾った財布から9万円を抜き取ったとして、窃盗容疑で書類送検された同県大島地区の小学校男性教諭(40歳代)を懲戒免職処分にした。(2009年9月9日22時34分 読売新聞)
ふんどし一本の姿でクルマを運転するのはいけないことなのだろうか?パンツ一丁で運転してはいけないというルールはあるのか。たとえ全裸で運転していたにしても、下半身は窓からは見えないわけである。外からは見えないものがただそこにあるからと「わいせつ物」として取り締まるならばこの世の女性はすべてわいせつだ。衣服の下に男性の劣情を刺激するものを持ってるからである。
オレの価値観では、ふんどし一本だけを身につけた男性の姿は全くわいせつではない。そんなことを言い出すならたとえば田舎の漁村で住民の男性がみんなふんどし一本で地引き網を引いてるのはわいせつなのかという問題になってしまう。だからこのふんどし弾圧事件の報道には激しい怒りを覚えたのである。たったこれだけのことで定食を6ヶ月サービスじゃなかった停職6ヶ月という重い処分が下ってしまうのだ。この方がアホらしくなって辞職したのももっともだと思う。
この中学生の母親はどういう意図で通報したのだろうか?我が子にふんどし姿を見せる教師を変態露出狂と思ったのだろうか。しかし見せたのは女子中学生ではなくて男子中学生である。だったらまた別の目的があったのだろうか。もしかしてこのふんどし愛好家の方はホモで、その中学生を同性愛に誘い込もうとして自分のりりしいふんどし姿を見せたのだろうか。いやそれはあまりにもうがった考え方だ・・・というふうにどんどん考えはまとまらなくなってしまうのだ。
記事本文には声を掛けた内容が記されていない。
「この赤ふんどしはカッコいいぜよ。男はやっぱりふんどしがよか!」
というのはオレの想像である。それを帰宅して母に向かって話して「お母さん、ぼくもふんどし欲しい」などと言い出して、そこで偏見を持つ母が「ふんどし、そんなエッチなものはいけません。宮沢りえもHな写真集でふんどしになってます。あんなにふしだらなものは絶対に許しません」と怒り、そのきっかけを作った相手に対して逆恨みして訴えたような、そんな壮大な物語を勝手にオレは想像してしまったのである。
ふんどしは日本の伝統的下着である。それを脱いで全裸なら責められるべきかも知れないが、ちゃんと着用して最低限の「見せてはならない局部」をカバーしている以上、その着衣で出歩くことはかまわないというのがオレの見解だ。もっとも海辺とか温泉とか、その着用にふさわしい場所というのが条件ではあるが。
画像をクリックすれば赤ふんどしの説明が出ます。
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